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大熊町役場

福島県双葉郡大熊町

2019年3月

図版:大熊町役場のメインイメージ

復興の環を広げる新庁舎

東日本大震災および福島第一原子力発電所事故により全町民の避難が余儀なくされた大熊町の復興プロジェクト。2019年5月に避難指示が一部解除され、帰還する町民の生活再建を支える新たな庁舎の計画である。庁舎機能のほか、災害対策に特化した「防災棟」、防災広場としても利用できる「みんなの広場」を整備した。ゆるやかに傾斜する復興地区の高台に配置し、今後発展していく町を見守る復興のシンボルとしての新庁舎を目指した。円弧形状の大きな屋根は、新庁舎を中心に大熊町の復興の環が広がって欲しいという意図を込めて計画した。エントランスには役場に手続きがなくても、気軽に⽴寄れる多目的な交流スペース「おおくまホール」を併設した。演奏会や上映会、茶話会などのイベントが開催され町内外から多くの参加者が訪れ、復興の一端を担っている。

延床面積:5,773.86m2
階数:庁舎棟2階、防災棟2階
共同設計者:永山建築設計事務所 写真:川澄・小林研二写真事務所
  • 図版:大熊町役場
  • 図版:大熊町役場
  • 図版:大熊町役場
  • 図版:大熊町役場
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