■ 重要文化財・日本ハリストス正教会 東京復活大聖堂(ニコライ堂) 修復
日本における正教会の本部である日本ハリストス正教会の教会堂で、ニコライ大主教が建立しています。1891年竣工の建物は、関東大震災で受けたドーム部の被害を昭和初期に修理して以来、約70年ぶりの全面的な修復となりました。国の重要文化財に指定されたニコライ堂では、鉄筋の塩分含有量測定もできる「鉄筋腐食診断システム」を用いて耐久診断を行いました。また教会内部の漆喰の変色には、鹿島オリジナル技術である漆喰洗浄パックを施し、純白の美しい表面を蘇らせました。
東京都千代田区 |
煉瓦造、地上3階 |
設計・監理:文化財建造物保存技術協会 |
2000年修復完了 |
西側外観
北東からの俯瞰
聖所