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伝統建築/歴史的建造物の保護・再生

天妙国寺本堂 耐震補強

お寺の機能を維持しながら施工できる「居ながら耐震補強」を実現
寺院建築では正面玄関側はほとんど壁がなく、逆に背面の仏壇側は壁になっているため、壁の配置バランスが悪く耐震的に問題があります。いざ大地震が発生すると建物がねじれ、壁の無い正面側から倒壊に至ることが想定されます。
この補強法はこのような寺院建築の弱点を補い、大地震からお寺を守るための耐震補強です。本堂の外部両脇に鉄骨の補強柱を建てますが、お寺の雰囲気を損ねることなく耐震性能を向上させ、短工期でお寺を解体することなく使いながら施工できる工法です。

東京都品川区
木造、平屋建
2010年7月完了(工期3ヶ月)
本堂正面からみても耐震補強の鉄骨柱が違和感無く馴染んでいます

本堂正面からみても耐震補強の鉄骨柱が違和感無く馴染んでいます


東側の鉄骨補強柱

東側の鉄骨補強柱

西側補強柱上部の鉄骨トラス補強

西側補強柱上部の鉄骨トラス補強