天童オルゴール博物館
山形県天童市
2000年6月
音の記録と再生の歴史を語る博物館
音響・映像メーカーの東北パイオニアが地元への社会還元として天童市郊外に設立したオルゴール博物館である。「音の記録と再生の歴史」をテーマに、18世紀末から20世紀初頭にかけて発展したオルゴールを中心に展示されている。建築はオルゴールに記録された音を、時を越えてより忠実に再生する空間をめざした。展示室は広さと形状の異なる三つのエリアからなり、それぞれ特徴のある展示と同時にオルゴールや蓄音機の生演奏を聴くための音響設計が行なわれている。特に第2展示室はミニコンサートを可能とする音響性能を備えている。内部機能に応じて架けられた屋根のシルエットは遠く連なる山々と呼応し、新たな景観をつくり出している。
延床面積:1144.61m2
階数:地上1階
受賞:平成12年照明普及賞 優秀施設賞、第4回 天童商工会議所建築賞 最優秀賞
階数:地上1階
受賞:平成12年照明普及賞 優秀施設賞、第4回 天童商工会議所建築賞 最優秀賞