鹿島技術研究所新実験棟
東京都調布市飛田給
2008年12月
敷地を読み、アクティビティを解く
既存建物の老朽化に伴う建替プロジェクトの第一期計画である。分散していたオフィスや実験室を集約し、研究者間の知的交流を促す研究環境の場を創出することで、新たな研究へつなげていくことを意図している。
建物は地下2階・地上4階からなり、全階が実験室で、品川通りに面したコミュニケーションスペースである「ナレッジストリート」、無柱の「実験室」、設備機器・配管や避難に利用される「マルチパーパスバルコニー」で構成されている。実験室はフレキシビリティを重視した設備計画、構造計画としている。ナレッジストリートは、研究者のアクティビティ分析に基づき、次世代ワークプレイスの核として計画された、交流の場と動線を組合せた立体的かつオープンな6層吹抜け空間である。内部のアクティビティがファサードに柔らかに表出し、品川通りに新たな風景がつくりだされている。
延床面積:7,007m2
階数:地下2階・地上4階
主要技術:自然力を利用した煙制御技術、タスク&アンビエント空調、地中熱利用空調、
光ダクト
受賞:第8回環境・設備デザイン賞 入賞、2011年日本建築学会作品選集、
平成23年度空気調和・衛生工学会賞、2011年生物多様性保全につながる緑の100選、
サステナブル建築賞
階数:地下2階・地上4階
主要技術:自然力を利用した煙制御技術、タスク&アンビエント空調、地中熱利用空調、
光ダクト
受賞:第8回環境・設備デザイン賞 入賞、2011年日本建築学会作品選集、
平成23年度空気調和・衛生工学会賞、2011年生物多様性保全につながる緑の100選、
サステナブル建築賞