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ハラミュージアムアーク増築

群馬県渋川市金井

2008年7月

図版:ハラミュージアムアーク増築のメインイメージ

木造の現代美術館に内包された
古美術展示の新たなかたち

品川御殿山にある原美術館の分館として1988年に建てられた木造の現代美術館ハラミュージアムアークに増改築と新築を加えた、磯崎新氏とのコラボレーションプロジェクト。敷地は、群馬県榛名山麗の緩やかな東斜面に位置する牧場の一角、遠く赤城山を望む風光明媚な場所である。これまでの現代美術展示室に加え、オーナーの原俊夫氏が曽祖父原六郎氏から受け継いだ古美術と独自に収集した現代美術を合わせて展示するギャラリー「觀海庵」・収蔵展示スペース・収蔵庫を設けるプログラムである。
今回公開された永徳や探幽などの大幅がかつて東京の原六郎邸へ移築された三井寺日光院客殿書院の障壁画であったことに着目し、その内部軸組を「觀海庵」の展示の枠組に再現した。木造の現代美術館に内包された古美術展示の新たなかたちである。

増築面積:2,675m2
階数:地下1階・地上1階
共同設計:磯崎新アトリエ
主要技術:大規模木造建築による美術館
受賞:第52回BCS賞、第43回SDA賞、2010年日本建築学会作品選奨
  • 図版:ハラミュージアムアーク増築
  • 図版:ハラミュージアムアーク増築
  • 図版:ハラミュージアムアーク増築
  • 図版:ハラミュージアムアーク増築
  • 図版:ハラミュージアムアーク増築

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