麻布グリーンテラス
東京都港区南麻布
2009年9月
積層するルーフガーデン
敷地は、麻布の丘の裾野に位置し、南側は、首都高速目黒線と明治通りという幹線道路、北側は、大使館も建ち並ぶ閑静な住宅街に接するという二面性をもつ。交通量の多い南面ファサードは、3~6階の事務所フロアに、窓廻りの熱負荷と高速道路の騒音を低減するエアフローウィンドゥを採用、全面ガラスカーテンウォールの外観が都市への顔を形成し、1~2階吹抜のエントランスホール沿いのピロティは、バスを待つ人々に雨宿りや日除けの場を提供する。一方、日影規制の高さ制限から階段状となる北面は、その階段部分を屋上庭園として活用、立体的な緑の景観を形成する。この積層されたルーフガーデンは、各階ごと異なるランドスケープコンセプトをもっており、上階に行くにつれて開ける眺望を遮らないよう、植栽ボリュームも軽快になるようデザインされている。
延床面積:17,577m2
階数:地下1階・地上6階
主要技術:屋上緑化
受賞:2010年生物多様性保全につながる緑の100選、第9回環境・設備デザイン賞、
2011年グッドデザイン賞、第11回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール
階数:地下1階・地上6階
主要技術:屋上緑化
受賞:2010年生物多様性保全につながる緑の100選、第9回環境・設備デザイン賞、
2011年グッドデザイン賞、第11回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール