鹿島技術研究所本館研究棟
東京都調布市飛田給
2011年10月
快適な居住空間・環境負荷低減・
ローコスト化の鼎立
当社技術研究所のコアとなる建築である。駅前再開発を視野に、分散し、老朽化した施設を再編・統合する、300人の研究者のオフィスとして計画された。2008年に完成した実験棟とは地下道で連結され、一体として運用される。全体は東西面の耐震壁と5層のスラブからなる基壇の上に、鉄骨フレームのペントハウスが載るシンプルな構成である。南面は全面開口とし、品川通りを挟んで向かい合う実験棟のナレッジストリートとの一体感を深め、研究者同士の視覚的コミュニケーションを促している。フルフラットスラブ構法による架構の採用で、施工性に配慮しつつ徹底したローコスト化に取り組んだ。同時に、研究者のワークスタイルの分析を基に設計条件の徹底的な見直しを行い、専門分野の研究者たちとの協働を得て、環境負荷の低減と居住性能の確保をめざした。
延床面積:8,914m2
階数:地下1階・地上5階
主要技術:フラットスラブ、フライングショア型枠、コアンダ空調、タスクアンビエント照明、
再生骨材コンクリート、エバークールガーデン、レインガーデン
受賞:2013年空気調和・衛生工学会賞 技術賞、
第12回環境・設備デザイン賞 第Ⅱ部門:設備器具・システムデザイン部門 最優秀賞、
第25回日経ニューオフィス賞、第12回建築・設備デザイン賞、第5回サステナブル建築賞、
2014年日本建築学会作品選集
階数:地下1階・地上5階
主要技術:フラットスラブ、フライングショア型枠、コアンダ空調、タスクアンビエント照明、
再生骨材コンクリート、エバークールガーデン、レインガーデン
受賞:2013年空気調和・衛生工学会賞 技術賞、
第12回環境・設備デザイン賞 第Ⅱ部門:設備器具・システムデザイン部門 最優秀賞、
第25回日経ニューオフィス賞、第12回建築・設備デザイン賞、第5回サステナブル建築賞、
2014年日本建築学会作品選集