日通商事本社ビル
東京都港区海岸
2012年8月
本社機能と住宅を包む縦基調の外装
港区竹芝の日通所有の倉庫跡地に建つ、日通商事の本社ビル。市街地住宅総合設計制度を活用し、付置住宅を積層している。全方位的に都市景観へ開かれたタワーの外観は、花崗岩打込PC柱型と高性能Low-Eガラスによるシンプルな縦基調とし、オフィスと住宅の複合用途を統合させた。柱型と小庇が、外装に立体感と陰影を与えている。三面開口の整形な無柱オフィスと、眺望を活かした共同住宅は、それぞれ使いやすく快適な空間となっている。本社来客ゾーンの前庭となる緑豊かな公開空地は、地域の環境改善に貢献している。オイルダンパによる制震、高性能外装、屋上太陽光発電、全館LED照明、GHP空調等の先進的計画による安全性、耐久性、環境性能、拡張・更新性に加え、本社ビルとして非常時の事業継続性能にも十分な配慮がなされている。
延床面積:14,950m2
階数:地下1階/地上15階
共同設計:日通不動産
主要技術:100%LED照明化、太陽光発電装置、電気自動車充電設備
階数:地下1階/地上15階
共同設計:日通不動産
主要技術:100%LED照明化、太陽光発電装置、電気自動車充電設備