ヨドバシホールディングス本社ビル
東京都新宿区
2019年3月
都市を写影する漆黒のファサード
新宿5丁目靖国通り沿いの厚生年金会館跡地に、本社機能と分散する関連会社を、移転・統合したプロジェクト。外装は、ガラスとスリット壁が交互に連なるカーテンウォールで構成した。細かい分節が陰影を纏いながらガラスを浮かび上がらせる漆黒のファサードが、カメラのように都市を写影し、靖国通りに建つ新本社としての存在感を呈している。複層ガラスは、熱線吸収ガラス(外側)とLow-eガラス(内側)にて外皮熱取得率を大幅に低減し、スリット壁にはパネル目地から室内に給気する機構を仕組んだ。化学強化ガラスにて強度と精度を備えたコーナーの曲面は、南東面の連続性と建築全体の親和性をもたらしている。
延床面積:19,186m2
階数:地上8階
共同設計者:イリア(内装)、ランドスケープデザイン(外構)
主要技術:給気スリット組込カーテンウォール、制震装置(ハニカムダンパ) 写真:石黒写真研究所
階数:地上8階
共同設計者:イリア(内装)、ランドスケープデザイン(外構)
主要技術:給気スリット組込カーテンウォール、制震装置(ハニカムダンパ) 写真:石黒写真研究所