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ミツバチプロジェクト

2009年よりスタートし、池袋の近くにある南長崎の社宅でニホンミツバチの飼育を開始しました。
養蜂家、専門家の指導を仰ぎながら、周辺緑地のモニタリング、ミツバチを題材とした環境教育、
周辺住民への啓発効果の検証を継続的に行ってきました。

概要

鹿島では2009年よりミツバチプロジェクトをスタートし、池袋の近くにある南長崎の社宅でニホンミツバチの飼育を開始しました。ミツバチは花の蜜や花粉を集める過程で植物の受粉に貢献し、周辺生態系にとって好影響を及ぼすと言われています。これまで、都心のビルの屋上などにおいても、周辺生態に貢献できる取組みとして提案してきたものの、飼育、安全性、受粉効果などについて十分なノウハウを持っていませんでした。そこで、養蜂家、専門家の指導を仰ぎながら、周辺緑地のモニタリング、ミツバチを題材とした環境教育、周辺住民への啓発効果の検証を継続的に行ってきました。

写真:概要

植生モニタリング

ニホンミツバチの行動範囲と言われている半径2km。社宅を中心として、この半径2kmのエリアにどのような蜜源があるかを調査してきました。里地・里山において、森林への距離がニホンミツバチの数に比例し、ソバの結実率に影響するという研究成果が2010年に森林総研から発表されました。我々も都市におけるミツバチの受粉効果を把握するべく、モニタリングを続けてきましたが、いまだ都市部の受粉効果を定量化するまでには至っておりません。これまでに分かったことは、一般的に街路樹や大きな公園の緑地が蜜源となっていると言われていますが、住宅地の裏庭などにある造園木、生け垣、庭先のプランターなど、実に多様な植物が蜜源となっていることです。郊外よりも都市部の方が採蜜の量が多いとの報告は国内だけでなく、パリやロンドンなどの海外でもありますが、多様な蜜源が存在することがその一因なのかもしれません。

※ソバにおけるミツバチとそれ以外の送粉者ならびに結実に影響する景観要素

写真:生殖モニタリング

写真:生殖モニタリング

児童館環境教育

南長崎の社宅に併設されている児童館では、これまで4年間、ミツバチを題材とした環境教育を行ってきました。毎年、初回はミツバチとの付き合い方から始まり、巣箱見学、クイズ、蜜源ウォーキングなど計6回の授業を行っています。子供達の昆虫や植物に対する興味は年々深まっており、確かな手ごたえを感じています。

写真:児童館環境教育

ミツバチカフェ

年に1回、周辺の住民の方を対象に「ミツバチカフェ」を開いています。観察箱によるミツバチの観察や採蜜体験などの他、地産地消ハチミツを味わっていただく機会を設けております。年々参加者は増えており、好評をいただいております。

写真:ミツバチカフェ

周辺住民への環境啓発効果

初年度に行ったアンケート調査では、プロジェクトの開始前と開始後に周辺住民のミツバチに対する意識が大きく変わったことが分かりました。

プロジェクト開始前に「ミツバチは刺すから怖い」と答えていた方が44%いましたが、プロジェクト開始後は7%までその数が減りました。

児童館の環境教育やミツバチカフェを通じて、実際のミツバチに触れたりハチミツを味わったりする過程で、住民の意識が変化したものだと考えています。

写真:周辺住民への環境啓発効果

2012年度活動実績

図版:2012年度活動実績

いきまちシアター

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