〜40年余の役割終えて〜 理想的な研究所を建設しよう―。 1964年8月。鹿島守之助会長の意図は,当時の最先端設計技術を結集して実現した。 「鹿島赤坂別館」である。 近代的合理性を追求したこのビルは,以来鹿島の文化活動の拠点として,多彩な歴史を刻んできた。 それから40年余。赤坂別館は役割を終えて,いま姿を消そうとしている。 しかし,そのデザイン・コンセプトは新しい時代の鹿島に受け継がれ,その活動は多くの人の心に生き続ける。
■第1話 鹿島赤坂別館の誕生 ■第2話 鹿島文化の発信基地 ■第3話 鹿島平和賞授賞の舞台 ■第4話 赤坂別館が遺したもの