特集:小倉駅ビル

より機能的な交通の結節点を
−ターミナルとしての駅ビル−


ゲート型の建物のデザインは小倉市街南北両地域を結ぶゲート、
九州の玄関口をイメージしている

南北公共連絡通路には、スカイライトが降りそそぐ明るく
開放的な円形の市民広場が設置されている


 新しい小倉駅ビルが今年3月14日にオープンした。地下3階、地上14階、商業施設やホテルを併設するJR九州最大の駅ビルで、駅ビルとモノレール高架駅が一体構造になった日本初の複合建築物である。

 これまで、鉄道によって分断されていた南口地区と北口地区の一体化を図るため、幅40m高さ15mの公共連絡通路を設けている。新幹線、在来線、モノレール、バス、タクシーなどの公共交通機関、商業施設、ホテルなどが、南北公共連絡通路を介して効率的に結ばれた。交通機能の強化、円滑化が図られ、周辺市街地へのアクセスは格段に向上したのである。



小倉市の目抜き通り「平和通り」の
つき当たりが小倉駅ビル

駅ビル4〜5階部分、
幅40mの南北公共連絡通路上に設けられたモノレールの駅


より機能的な交通の結節点を        |楽しいショッピングを、憩いの空間を
縁の下の力持ちがあってこそ