特集:鹿島のCSRを考える

鹿島のCSRの全体像

 当社は,産業と生活を支える良質なインフラの形成や建物などの提供を通じて,我が国の経済・社会の発展に貢献してきた。鹿島のCSRの基本はここにあり,今後とも顧客と社会からの信頼を得る基盤である。
 鹿島では,この基本姿勢及びそれを支える5つの活動(コンプライアンスの徹底を図る,働きたい人が集まる企業グループを目指す,地球環境の保全と環境創造に努める,地域社会との共生に努める,ステークホルダーへの情報発信に努める)をCSRの基本と位置づける。
 良質なインフラや建物などは我々の事業活動の“結果”であるが,それとともに,事業の“プロセス”においても,社会の声に耳を傾けつつ,適切な行動が重要である。
 各部署においては,今後周知される事業部門の「活動指針」を踏まえ,CSRの具体的展開を図っていく。
 以上により,我々は,信頼される企業として 社会の発展に貢献していく。
CSR
鹿島のCSR関連部署

 2006年6月,当社は本社内にCSR関連部署を新設したが,既存部署も含めたCSRの推進機能は次のようになっている。
 コンプライアンス(法令順守)に係る主務部署は「法務部」である。2006年10月に公共工事入札手続きの整備をはじめとする談合防止体制を整備,今年3月には「鹿島グループ企業行動規範」の改定を実施した。
 「内部統制システム」の核となるリスク管理の構築・推進の主務部署は「内部統制推進室」である。2007年4月には「リスク管理基本方針」を制定するとともに,「07年度の全社的な重大リスク及びその対策」をまとめた。
 鹿島グループの「企業倫理通報制度」については,「総務部 企業行動監理室」が主務部署となっている。
 CSR推進室は,CSR全体の方向づけと横串的な機能を担っている。
 もとより,CSRは非常に広い概念であり,“良質なインフラや建物を社会に提供する”という本業を中核として,環境保全,人権尊重,安全衛生,ワーク・ライフバランス,地域貢献など多様な活動を抱合している。
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 鹿島のCSRの全体像・鹿島のCSR関連部署
 ア・ラ・カルト 〜建設業と鹿島とCSR〜
 メディアの眼〜いまこそCSR