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いきまち通信





プロジェクトに関連するデザインについて

2016年2月

これまで、「いきまち通信」では様々なプロジェクトにおける活動内容を紹介してきましたが、今回は少し切り口を変え、プロジェクトに関連したラベルやTシャツ等のデザインを8(ハチ)個紹介します。これらのデザインは全て鹿島グリーンインフラグループの職員やアルバイト、インターンなどが作成したものです。

1.ミツバッチ

「ミツバチ」×「バッチ」を組み合わせてできたものが、この「ミツバッチ」です。鹿島児童館での環境教育用のグッズとしてデザインされました。プリントされているのは鹿島ニホンミツバチプロジェクトのロゴマークで、ミツバチが都市の緑を活性化していく様子が描かれています。

写真:ミツバッチ

2.Tシャツ1(イキモノ版)

スタッフが環境教育イベント等で着用するTシャツとしてデザインされました。2009年のミツバチプロジェクトから最新(作成当時)のプロジェクトまで、関連する生き物のシルエットを時系列に並べ、最後に“No Creature, No Life”「生き物がいなければ、私の生活は成り立たない」というメッセージ。様々な生き物のシルエットが並んでいるこのデザインは生き物を指差しながら、「2012にコウモリとありますが、どんなプロジェクトなんですか?」、「この鳥は何のシルエットですか?」というご質問をいただき、それに対して何を目的にどんな取組みを実施しているかご説明する機会を作ってくれます。

写真:Tシャツ1(イキモノ版)

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3.Tシャツ2(都市版)

こちらも環境プログラム実施時のスタッフTシャツとしてデザインされたものです。インターンで来たイタリア人留学生が中心となってデザインしたもので、鹿島が考える都市と生物多様性のコンセプトをあらわしています。「Biodiversity」の綴りが「Biodivercity」となっていますが、これは間違えではありません。「sity」の部分を「city」とし、「都市」と「生物多様性」を掛け合わせたデザインとなっています。

写真:Tシャツ2(都市版)

4.前掛け(前垂れ)

お米屋さんや酒屋さんがよく着用しているのを見かける前掛けです。しめ縄作りや餅つきなど、お米に関連するプロジェクトのイベント時、スタッフが着用するものとしてデザインされました。汚れ防止だけでなく、仕事への意気込みも表現しています。この前掛けを着用すると、自然と(必然的に)気持ちが引き締まります。同時に、小学生など、環境プログラムに参加した方々から色んなツッコミもいただきます。貴重なコミュニケーション機会を作ってくれる前掛けとして活躍しています。

写真:前掛け(前垂れ)

5.蜜蝋ハンドクリームラベル

ミツバチの巣のくず(蜜蝋)を少しずつ集めてハンドクリームを作ることができます。決して大量には回収できない蜜蝋からできた貴重なハンドクリームのために、容器をデザインしました。1.でご紹介したミツバッチと同様、鹿島ニホンミツバチプロジェクトのロゴが中心となっており、担当者が実際に化粧品売り場で様々なハンドクリームのデザインをリサーチして配色を考えたものです。ニホンミツバチの蜜蝋はセイヨウミツバチの蜜蝋と比較して不純物が少なく、写真のような鮮やかな黄色になります。この黄色を活かすロゴ配色と容器の検討を行い、いくつもの試作品を経てデザインを決めました。

写真:蜜蝋ハンドクリームラベル

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6.蜂蜜ビンラベル(YAESU HONEY)

各地で展開、あるいは支援させていただいているミツバチプロジェクトで収穫される蜂蜜は、基本的には「百花蜜」です。「百花蜜」は、一年を通じて同じ場所で行う「定置養蜂」で生産される蜂蜜のことです。ミツバチの巣箱を様々な場所に運びながら単一の蜜源の蜂蜜を収穫する「移動養蜂」と違い、色々な種類の花蜜が混ざった蜂蜜です。この蜂蜜の魅力は、季節ごとに変化する風味と色です。

YAESU HONEYも八重洲ブックセンター屋上で収穫される百花蜜ですが、皇居の緑も含まれる都心の様々な蜜源が織りなす風味は複雑で、季節ごとに変化していきます。同封される冊子には、その月の主な蜜源となっている花のイラストが描かれており、月ごとに変わる本体のラベルは、6ヵ月分を並べると1枚の絵になります。下の写真のように並べるとつながった絵と季節ごとに変化する蜂蜜の色を楽しむことができます。

写真:蜂蜜ビンラベル(YAESU HONEY)

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7.米袋ラベル

今年度、試験的にギフト用お米ラベルを作成しました。封入されているお米は不耕起・有機栽培で育てたうるち米ともち米となっています。左のデザインは鹿島の赤いロゴを中央に配置し、お米が主役となる日の丸弁当をイメージしています。右のデザインは英文表記の社名と漢字の「米」の字が融合したものとなっています。今年度、社員組合のイベントに参加してくださった方々には、いずれかのデザインで収穫したお米をお配りしています。

写真:米袋ラベル

8.ニンジンジュースラベル

サラとエリーのニンジンジュースは埼玉の羽生にある飼育拠点(NPO法人雨読晴耕村舎)と都内の除草地をヤギが行き来する「参勤交代」の中で生まれました。羽生にいる間、サラとエリー(当時ヤギ除草を実施する際、活躍したメスヤギのコンビ)は遊休地の除草にも励み、肥沃な畑の復活に貢献していました。復活した畑で収穫された有機・無農薬のニンジンから出来たのが「サラとエリーのニンジンジュース」です。下記ラベルデザインは当グループのアルバイトが、にんじんジュースのうたは雨読晴耕村舎代表の後藤さんが制作したコラボ作品です。生産過程にストーリーのあるニンジンジュースは好評で、売れ行きも上々だったとのことです。

写真:ニンジンジュースラベル

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ロゴや容器などの商品デザインは一見畑違いのようにも思えますが、実はとても重要なプロセスです。関わっているプロジェクト、取組みの価値を他人に分かり易く説明する一つの手法であり、デザインの過程で関係者自身がコンセプトを整理できたり、新たな魅力に気付いたりすることもあります。またチームワークが生まれ、組織の結束が強化されたり、一体感を出す効果もあります。そういった意味で、ロゴは我々が関わるプロジェクトを成功に導く重要な要素であると理解できます。今後とも、プロジェクトの性格に応じていろいろなロゴが登場すると思います。ご期待ください!

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