建築物から知る

2026.06.29

鎌倉学園リニューアル

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学園と生徒の未来を切り拓く

鎌倉学園は、鎌倉五山の第一刹建長寺に隣接した中高一貫の男子校です。校舎の老朽化を受けて、耐震改修を含めた3年間にわたるキャンパスの大規模リニューアルを実施しました。

リニューアルにより、外観デザインや内装デザインを一新し、ユニバーサルデザインの採用やICT(情報通信技術)の導入、木の素材感を取り込んだ教室、コミュニケーションや賑わいを生み出す次世代の空間創りなど、これからの学校に求められる要素を積極的に織り込んだ校舎となりました。

鹿島学校・教育チームでは建築設計部門、開発計画部門、IT部門が一丸となって、鎌倉学園リニューアルを支援しました。

 

プロジェクト・レポート

関連リンク

鎌倉学園のホームページをみる
http://www.kamagaku.ac.jp/

 

リニューアルの概要

 

学園の顔として生まれ変わる多人数収容可能な講堂

数々の学校行事や学校説明会などで利用される講堂は、生徒に限らず、多くの保護者や学校関係者が訪れる学園の顔ともいえる空間です。リニューアル工事の第一段階として、講堂を学園の顔に相応しい空間として再整備します。

従前よりも収容人数を大幅にアップさせるために、壁面位置を変更して部屋を大きくしたほか、前方のステージ回りもコンパクトにまとめました。スクールカラーを基調とした落ち着きのある色味の椅子を採用し、後方席の見やすさに配慮してモニターを設置するなどの工夫も行っています。また、授業での利用も想定し、利用人数に合わせて前後2室に分けて使うことも可能な可変型の空間としています。これからの鎌倉学園の飛躍の舞台として、絶えず稼動していくことが期待されます。

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スクールカラーを基調とした落ち着きのある空間

 

 

 

学びと学園生活を育む教室

 

教室は「学びの場」として、さらに生徒たちの「本拠地」として、学園生活の中で最も重要な空間です。本リニューアルでは、快適な学びの場を創出するために、全普通教室を再整備しました。

限られた広さの空間を有効に活用するため、黒板や机・椅子、ロッカー等の収納家具をトータルでデザインしています。また、使い易さだけではなく、温かみと落ち着きのある空間を目指し、木質を基調としたフローリング等の内装仕上げを採用しています。

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温かみと落ち着きのある教室

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心地よい窓際と内装に調和する机やロッカー

 

 

 

ICT(情報通信技術)の導入

学校教育や学園運営にとって、いまやICT技術の導入は必要不可欠な時代です。しかしながら、日々新しい機器や技術が開発されているため、それらを比較検討し、複数のメーカーと交渉を行い、必要なものを見極めていくことは、多忙な教職員の皆様に多大な労力を必要とします。

鎌倉学園のリニューアルでは、鹿島のITの専門部署がチームに参加し、複数のメーカーとのやり取りや、機器やメーカーの選定など、煩雑な手続きをサポートしました。

リニューアル後の普通教室は、時代のニーズや新たな学習の在り方に対応できる空間へと刷新され、全教室に無線LANや大型ディスプレイ、プロジェクター等を導入し、タブレット端末を活用した授業によって学習環境が飛躍的に向上することが期待されます。

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インタラクティブな授業を実現

 

 

 

コミュニケーションを促進する新たな学びの空間 ―ラーニングコモンズ―

鹿島が提案するラーニングコモンズとは、クラスや学年を超えて「人と情報」が出会い、ここから議論、交流、自発的な学習意欲などを引き出す、「新しい学びの空間」です。

本リニューアルでも、自発的な学習意欲を引き出す新たな学びの空間として、「マルチスペース」と呼ばれるラーニングコモンズを新設し、活発なコミュニケーションの場として活用されることが期待されています。

「マルチスペース」は、職員室前に位置することで先生と生徒の学習指導への活用も想定されており、壁全面にホワイトボードを設置し、議論をしながら自由に書き込むことを可能にしています。

 

 

 

 

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新たなコミュニケーションを育む学習空間

 

 

 

ユニバーサルデザイン ~誰にも優しい新生校舎

 

ユニバーサルデザインとは、利用者の体格・性別・国籍・身体能力などにかかわらず、「使いやすく」「わかりやすい」建築・情報・サービスを創造するという考え方です。

このような考え方を導入することで、「わからない」「使いにくい」「危険」という困りごとを解消し、全ての人にとって安全・安心で快適に利用できる空間を創造することができます。

本リニューアルでは、身体の不自由な方々に対応できるよう、エレベーターを2基新設し、多目的トイレ等も設置します。また、初めて学園を訪れる方にも分かり易く、学園の個性あるサインを設置するなど、「わかりやすく」「使いやすい」、そして「安全」なユニバーサルデザインを策定します。

 

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工事概要

  • 工事名称:鎌倉学園リニューアル工事
  • 所在地:神奈川県鎌倉市山ノ内110番地
  • 工期:2014年4月~2017年3月
  • 建物面積:建築面積 4,182.75㎡
  • 軒の高さ:19.4m
  • 最高高さ:19.7m
  • 階数:地下1階 地上5階
  • 建物用途:学校(中学、高校)
  • 事業主:学校法人鎌倉学園
  • 設計・監理:鹿島建設株式会社
  • 施工:鹿島建設株式会社

主な工事内容

  • 耐震補強・中央棟、東棟、西棟
  • 小講堂リニューアル
    ・425席
  • 内装・設備リニューアル
    ・教室のリニューアル
    ・図書室のリニューアル
    ・教室のICT化
    ・ラーニングスペース、自習室の新築
    ・カフェテリアの新設
  • 外装リニューアル
  • 仮校舎 ・仮校舎A、仮校舎B

 

※掲載したパース等は計画時のものであり、実際とは異なる場合があります。

 

 

 

 

REFERENCE

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