鹿島ニュース
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阪神・淡路大震災に義援金1,000万円
阪神・淡路大震災の被災社員の救済ならびに現地の復興のため,当社は役員・社員に呼びかけて募金活動を行ったが,そのうち1,000万円を日本赤十字社に寄託,災害復興に役立ててもらうことになった。
2月24日,東京・港区芝の日本赤十字社において,当社畠中人事部長と社員組合の坂本委員長から日本赤十字社・時光事業局長を通じて,兵庫県南部地震義援金募集委員会に対して義援金が寄託された。
兵庫県南部地震の揺れを再現
2月10日,東京・調布市の当社技術研究所で,『大型三軸振動台』を用いて,兵庫県南部地震の地震動を忠実に再現することに成功し,マスコミ関係者に公開された。地震動の再現は,神戸海洋気象台で記録されたデータをもとにしたが,今回の地震は横揺れ・縦揺れとも日本の地震観測史上前例のない程の大きな加速度と速度を記録している。『大型三軸振動台』は水平・鉛直方向ともに2G,最大速度水平方向1m/秒,鉛直方向0.5m/秒までの揺れを再現できる日本一の性能を持っており,今回の地震動を再現できるのは日本では当社の振動台だけとあって,マスコミ関係者の関心も大変高かった。
VE研究報告会
「ソフトVEの新たな可能性」が開催される
1月27日,東京・赤坂の当社赤坂別館にて日本バリュー・エンジニアリング(VE)協会主催の『VE研究報告会』が行われた。VE研究会は,組織内で働く個人の豊かさ・満足度を重視し「新しい価値創造」を目指したもので,女性を中心に当社をはじめとしたゼネコン各社や設計事務所,メーカーなど異業種メンバーで構成されている。報告会では,当社建築技術本部の上野VE室長による基調講演「個人と企業の満足度をめざすソフトVE」や,様々な研究活動が報告され,活発な意見交換が行われた。
現場前の道路を「雪のない歩道」に
岐阜県高山市にある当社名古屋支店グリーンホテル工事事務所では,井戸水を散水して雪を溶かしながらの施工をすすめているが,この余剰水を現場前面の歩道に散水し,「雪のない歩道」をつくっている。
雪の多い高山市は,冬の3カ月間,歩道が凍結し非常に滑りやすくなるが,当現場の前面80mは,凍結することもなく,歩行者に安全を提供している。
現場は大きなぬり絵
当社札幌支店が札幌市で設計施工中のマルイトビル工事事務所において,外部足場の枠組シートにペンキを塗る作業が現場作業員によって行われた。シートに描かれた原画に向かった作業員たちは,童心にかえったようにぬり絵の要領でペンキを塗り,いつもとは違った作業にほのぼのとした空気が流れた。
完成されたシートは,殺風景になりがちな工事現場の雰囲気をやわらげ,道行く人々の目を楽しませている。
写真は鹿島月報より転載
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