環境を評価する
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近年、一定以上の大規模開発に際しては、周辺の環境に与える影響を評価する環境アセスメントが義務づけられている。 例えば、都市部においては、日照、風、交通などの問題。ダムなどを建設する際の動植物に与える影響等がある。 当社はこれらに対して、環境を事前に予測評価し、結果によっては、計画までさかのぼる対応策を考えた、いわゆる環境セスメントを数多く実施し、高い評価を得ている。
環境アセスメントの流れ
環境アセスメントの流れは、現況調査、予測、評価、環境保全策の検討、評価書案の作成、自治体の審査、評価書の作成、事後調査の順ですすめられる。
環境を配慮するための予測評価
開発計画の早い段階で、環境への配慮を組み込むことにより計画の変更や代替案の検討が可能となり、環境への影響を最小限に防ぐことができる。 当社は、開発によって地域に与える影響を、コンピュータシミュレーションや模型実験などで予測評価を行い、その結果を環境保全策に活かしている。
森林公園ゴルフクラブ建設事業
里山の自然環境が良好な状態で残されている地域の開発事業。現地調査の結果、ゲンジボタルやトウキョウサンショウウオなどが確認された。 これらの生息環境を保全するために必要なビオトープ(小生物生息空間)を実現した。
サッポロビール恵比寿工場跡地再開発事業
JR山手線内における今世紀最後の大規模な開発事業として、東京恵比寿に新たな街を創り出した。 複合都市開発に伴う大気汚染を避けるためにシミュレーションを繰り返しながら冷暖房の排出口の高さ、動く通路導入による自動車道の低減や水や緑を配置するなど周辺の環境を配慮した提案をした。
写真は鹿島月報より転載
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