旅館のトータルコンサルタントを目指して

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 日本の旅館の数は約73,000軒、ホテルの10倍にもなる巨大市場である。 しかも、その多くが地域の特色を反映した個性的なサービスを提供する企業で占められており、とりわけきめ細かいマーケティング活動が必要とされる分野である。 そこで、当社では数年前より建築設計部、構造設計部、設備設計部、インテリアデザイン部、ランドスケープデザイン部の共同で、旅館を専門とするチームを発足させ、 プロジェクトに迅速な対応ができる体制をつくった。
 当社は、複雑な建物本体から、内装や庭園、家具・器・小物にいたるまで、旅館内のすべてのものを商品と考え、市場調査に基づく積極的な企画提案を行っている。 そして、技術力を生かした合理的な設計内容、施工により、顧客の経営戦略にマッチした商品を提供している。 また、ライフサイクルコストの観点から、長期的展望に立って、施設の発展を計画する必要があると考え、10年先20年先を見据えた設計を行っている。 これが万全のアフターサービスと相まって顧客の信頼獲得に結びついているのである。


写真は鹿島月報より転載

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