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アメリカの物流活性化に貢献する

IDI社は1989年、米国の総合ディベロッパーである旧LJフッカー社の工業部門の優良資産を買収し、同時に同部門の主要メンバーをスカウトすることによってKII社の100%出資開発事業子会社として設立された。
- 全米NO.1インダストリアルディベロッパー
現在IDI社は、大型物流倉庫を中心とした工業団地の開発事業を全米で展開しており、そのビジネスエリアはジョージア州アトランタを本拠にイリノイ州シカゴ、テネシー州メンフィス、オハイオ州シンシナティなど16州に及び、設立7年目を迎えた今では、社員数56名、保有資産2.3億ドルの企業にまで成長した。
また、1993年には新規着工面積ランキングで全米第1位のインダストリアルディベロッパー(工業開発系会社)として米国不動産投資専門誌「NREI」誌に紹介されるなど高い評価を得ている。これまでに手掛けた開発物件は、完成・売却済みも含め合計85棟、110万平方メートルにのぼっている。
- 近代大型物流センター開発の先駆け
IDI社は、設立当時、まだ供給の少なかったBulk-Warehouse(インテリジェント化された大型物流倉庫)にいち速く注目し、積極的に営業を展開して需要を掘り起こし、業界内で一歩リードした。その後本格化する物流システム革新の時流に乗り、高い天井高、広い柱間、フレキシブルなフロアプラン、情報化・機械化に対応し得る設備、荷物の搬出入を効率的に行うドックドアなどユーザーの需要に着実に応えていくことで、近代大型物流センター開発の第一人者としての地位を確立した。
- 短期回転、低リスク開発事業
IDI社は、通常1〜3年で完結する短期回転・フロー型の開発事業を行っている。
全米の物流要所に10〜200haの工業団地を開発し、その上に賃貸物流倉庫群を建設、それぞれテナント確保の後、機関投資家へ単体または複数のパッケージで売却する。近代大型物流施設は需要が高く供給が少ないため、容室率が低く長期保有の投資対象として人気が高い。またリスクの低い有望な開発分野として今後も大いに期待されている。
- ロジスティクスの専門家集団
IDI社の強みは、工業団地開発に絞ったビジネスをすることによって得られた専門ノウハウの蓄積にある。単に建築者としてテナントを募集するのではなく、全米各地域の様々な業種の顧客に対し、その企業に最適なロジスティクス(物流戦略)を自ら提案できるディベロッパーとして高い信用を得ている。
- ベスト・ディベロッパーを目指して
IDI社は今後、全米を活動エリアとする企業に対して物流施設を計画的に供給していくフィーディベロップメントに更に力を入れていくことを検討している。
広大な国土と大きな可能性を秘めているアメリカの中で健闘するIDI。BiggestではなくBestを目指す、それがIDIの経営理念である。



IDI社が実践している開発3手法
Built-to-suit(BTS)型

テナント確保後、テナントの仕様に応じた倉庫を建設する手法。
顧客の要望を取り入れ、品質・利便性の高い施設の供給ができる。
Inventory型

市場の需要をにらみながら、建設と並行してテナントを募集する手法。
全米各所にストックを保有し、立地・規模・入居時期などあらゆる需要に対応できる。
Built-to-own(BTO)型/Fee Development

入居及び自己所有を希望するクライアントに対する手法。
用地選定からプランニング、システム開発までトータルにコーディネートができる。
写真は鹿島月報より転載
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