6月15日19:00、第20回パールボウルトーナメントの決勝戦が行われた。鹿島DEERSの対戦相手は過去3回の優勝を誇る古豪レナウンローバーズ。東京ドームには37,000人の観客が詰めかけた。
試合は第1クオーター開始6分、TE米倉のタッチダウンでDEERSが7点を先行。第2クオーターに入ってすぐ、K中筋の47ヤードのフィールドゴールが決まり10対0、RB堀口のタッチダウンで17対0と点差を広げる。その後ローバーズに1タッチダウンを決められ17対7で前半を折り返した。しかし追い上げるローバーズは第3、第4クオーターでそれぞれ1タッチダウンを決め、24対21と1フィールドゴール差まで詰め寄った。その後息づまる攻防が続き、残り29秒で同点を狙ったローバーズの33ヤードフィールドゴールが外れる。あと11ヤードまで攻め込んだローバーズ最後の攻撃を、DEERSディフェンス陣が食い止め、初優勝が決まった。最優秀選手には1タッチダウンパスを決め、8回のパス成功で152ヤードを獲得した新人QB川上が選ばれた。着実に力をつけ、パールボウルでの優勝を果たした鹿島DEERSの、秋のリーグ戦での活躍が期待される。
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