鹿島ニュース
直径32mの球体を地上123.5mの高さにリフトアップ
4月17日、当社東京支店が港区台場で建設を進めているFCGビルで、同ビルのシンボルともいえる球体展望室のリフトアップが行われた。FCGビルは、オフィスとメディアのツインタワーを長さ100mのコリドール(渡り廊下)で2列3段につないだ建物である。高さ113mのコリドール最上部には、直径32mという9階建てビルに匹敵する巨大なチタン外装の球体が設置される。7階床の人工地盤上で施工された真球の重さは1,200t。この球体を1時間に5mの速さでリフトアップしてコリドール最上部に取り付ける。その距離55m。球体であること、支点が球体の中心からはずれているため、それぞれの支点にかかる力がすべて違ってくるなど、特徴ある新しい試みの多いリフトアップのため、当日は社内外の関係者約1,000人が見学に訪れた。
FCGビルは来年6月の完成を目指している。
昨年、東日本社会人リーグでブロック優勝を遂げたKAJIMA DERRSの春が始まった。4月22日小雨まじりの曇り空の中、川崎球場で第20回パールボウルが開幕した。迎える相手は東京海上ドルフィンズ。第2クオーターでドルフィンズにタッチダウンを決められたが、後半盛り返し39番堀口、20番児玉らの好調なランプレーにより、19対10で2回戦へ勝ち進んだ。
2回戦の対戦相手は、昨年FINAL-EASTで雪辱をなめたオンワードオークス。38対21で圧勝し、準決勝に臨んだ。
KAJIMA彫刻コンクールは、当社の企業文化活動の一環として2年ごとのビエンナーレ形式で開催しており、国内で唯一の屋内彫刻コンクールとして高い評価を受けている。今回で第4回を迎えるこのコンクールは、「彫刻・建築・空間」をテーマに彫刻と建築が互いに刺激をし合う新しい空間の創造を追求することを狙いとし、彫刻と建築との緊密な関わりをふまえた意欲的な作品の応募を期待している。
なお、応募要項資料の請求は下記事務局まで。
開催要項
主催:鹿島
運営:KAJIMA彫刻コンクール実行委員会
会期:1996年3月9日(土)〜3月22日(金)
会場:鹿島KIビル アトリウム
●金賞1点 ●銀賞1点 ●銅賞1点 ●奨励賞3点
応募締切:1995年8月10日(木)
お問い合わせ先
鹿島KIビル内 KAJIMA彫刻コンクール実行委員会事務局
TEL:03-5561-2536(直通)03-5561-2111(代表)内線35006
FAX:03-5561-2128
オピニオンリーダー向けパブリシティ誌「K−i」を発刊
当社はこのたび、マスコミ関係者やオピニオンリーダーに向けたパブリシティ誌「K−i」(ケイ・アイ:KAJIM A INFORMATION)を発刊した。これは、建設業の現状と課題、技術開発の現況などの情報を通じて建設産業の一端を、マスコミ関係者やオピニオンリーダーの方々に理解してもらうために発刊したもので、建設業に関連したテーマを多角的な視点からとらえている。第1号では、「都市をどう守る」というテーマで牧野昇氏と小堀最高技術顧問の対談、「建設業は今」、「ここまで進んだ自動化施工」、上坂冬子氏のエッセイなどが掲載されている。当面は隔月刊で発行、第2号は6月上旬に発行される。
本誌に関するお問い合わせは、広報室K−iグループまで。
当社横浜支店が横浜市で施工中の上大岡再開発事業工事は、京浜急行上大岡駅を中心とした再開発事業である。敷地内南側にあった30路線ものバスターミナルは、この工事のために1993年夏に西側の道路沿いに移転された。当現場では、それ以来現場前の横断歩道に利用者への案内と誘導のためにおねえさんを配置している。誰にでもきびきび、ニコニコと優しく接してくれるおねえさんは、配置以来1年半がたち、今ではすっかり人気者である。近くの幼稚園児からは、いつも歩行誘導してくれるお礼にと花の種を贈られた。近隣の方にもファンが多い。施主と町会との定例会の席上でも、当現場の周囲に対する姿勢の現れだということで高く評価されている。
2月28日、当社札幌支店が虻田町で施工中の北海道縦貫自動車道清水トンネルで、子供見学会が開催された。この見学会は、建設業の魅力と職場で働く父親の姿を知ってもらうために企画されたもので、子供たちと同伴の父母を含めた115人が参加した。
見学した子供たちは、掘削の方法やダイナマイトの使いかたなどを盛んに質問したり、大型機械の前で記念撮影するなど、初めて見るトンネル工事の迫力に驚きの声を上げていた。
北海道縦貫自動車道は、虻田郡洞爺から長万部まで49.5kmを結ぶ。
写真は鹿島月報より転載
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