全国の空港整備に活躍

-鹿島の主な空港施工実績-

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■新千歳空港

 1988年旧ターミナルビルを用いて供用開始された新千歳空港は,1992年新ターミナルピルが完成して面目を一新した。当社はターミナルピルの建築をJVで祖当した。新千歳空港は3,000m級の滑走路を持つ北海道のゲートウェイ空港として重要な役割を担っている。 本年9月には24時間空港化され,アジア最東端のハブ空港という立地を生かして発展を続けている。

■新青森空港

 青森市の南方10km,標高200mの地点にある青森空港は長らくプロペラ機によって運行されてきたが,1987年新しく2,500m滑走路が完成ジェット化された。当社はこの滑走路の施工を担当,切土量690万というボリュームの土木工事を完成させた。現在東京,大阪,札幌などに10数便が運行されている。

■秋田空港

 秋田空港は,秋田市南東20kmの丘陵地帯に位置し,エアバスの発着が可能な2,500m級の滑走路を備えている。工事は全土工量1,340万,最大盛土高60mという規模で,最盛期には数百台のダンプ,30tダンピングローラーを駆使して施工を行い,一日の最大盛土量70,000を記録した。この空港の完成により秋田空港は1981年にジェット化された。 秋田からも東京,大阪,札幌などに11便が飛んでいる。

■庄内空港

 1991年10月,山形県2番目の空港として開港した。当社は長さ2,000m,幅45mの滑走路,誘導路,エプロンの造成を担当した(土工量390万。)現在は東京へ2住復,大阪へ1住復が飛んでおり,庄内地方の新たなゲートウェイとして今後の発展が期待されている。

■福島空港

福島県の空港として1993年3月開港,当社はここでも大規模な造成工事を担当(土工量967万)札幌,沖縄,福岡,大阪,名古屋といった新幹線ではカバーできない, あるいは乗換を余儀なくされる区間に路線が設定されている。また首都圏から比較的近いこともあり,首都圏の空港の補完的役割を果たすことも期待されている。

■新岡山空港

 岡山市の北西18kmの地点に1988年4月2,000mの滑走路で開港。その後1993年3月に滑走路を2,500mに延長。土工量は合わせて1,430万。特に南側のリップラップ工法による高さ80nlの長大法面が特徴である。

■新高松空港

 1989年2,500mの滑走路を有する新高松空港がオープン,待望のジェット化が実現した。当社は造成工事を担当した(土工量270万)。

■福岡空港

 ターミナルビルの整備が進められている福岡空港に新いターミナルピルが完成,第2ターミナルビルとして東京,大阪など国内の幹線各便が発着している。当社は同ビルの施工をJVで担当した。

■長崎空港

 1975年に完成した世界初の海上空港。本土から2km離れた大村湾の箕島を削り,周囲の海城を埋め立てて建設したもので,トータルで1,624万もの玄武岩が爆砕され,掘削,埋立てられた。長崎空港は3,000mの滑走路を持つ国際空港として,全国の各都市と結ばれている。

■鹿児島空港

 鹿児島市北東約30kmのシラス台地に1972年に完成。当社は滑走路,誘導路,エプロンの基本施設ならぴに駐車場を施工した。用地の造成面積143万、切土量196万,新土搬入79.5、盛土転圧275.7万の土木工事であった。

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