特集:東京・城南エリア再生

現在進行中のプロジェクト
城南エリアでは現在,目黒川沿いの東五反田,上目黒でも当社施工で大規模再開発事業が進行中である。
東五反田 【工事概要】
東五反田二丁目第2地区第一種市街地再開発事業
施設建築物新築工事
場所:東京都品川区/発注者:東五反田二丁目第2地区市街地再開発組合/設計・監理:日本設計
規模:超高層住宅棟―RC造 B2,44F,PH2F 736戸/高層業務棟―S造一部SRC造 B2,16F,PH1F/中層住宅棟―RC造 5F 18戸 総延べ123,437m2/工期:2007年6月〜2010年6月
(東京建築支店JV施工)

2002年に都市再生緊急整備地域に指定された大崎駅周辺地域の一部。
JR五反田駅の南東約300mに位置した敷地約1.1haに超高層住宅棟,高層業務棟,中層住宅棟が整備される。

東五反田二丁目第2地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
現場風景

佐藤雄二 工事事務所所長 昨年から解体工事,道路拡幅,インフラ整備などを行い,今年の6月から本体工事に着手しました。現場はJR五反田駅,大崎駅両駅に徒歩5〜6分という好立地です。このプロジェクトが完成すると,周囲にある学校や,工場に,新しい住宅とオフィスが混在する,おもしろい街になるでしょう。目黒川沿いの親水広場も整備される予定ですし,季節の感じられる場所にもなりますね。
 顧客の要望に応えるため,今考えられる最新鋭で高品質の建物を提供したいと考えます。現在,現場ではいかにして生産性の向上を図るかにアイディアを出し合っています。例えば前の現場(芝浦アイランド・エアタワー)では工事事務所をプレハブではなくテントにしました。思った以上に快適でした。
 また,工務係の女性3人に住宅全871戸の検査をまかせました。女性ならではの感性を活かした仕事がよい結果を生みました。少ない人数でうまく現場をまわしていけば,災害リスクも減りますし,環境負荷低減にもつながります。この現場でも旧来のやり方にとらわれず,チャレンジ精神を持って現場づくりに取り組みます。

配置図

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上目黒 【工事概要】
上目黒一丁目地区第一種市街地再開発事業
施設建築物等新築工事
場所:東京都目黒区/発注者:上目黒一丁目地区市街地再開発組合/設計・監理:日本設計
規模:A棟―RC造一部S造 B1,12F 46戸/ B棟―RC造一部S造 B2,45F 495戸  総延べ71,197m2 広場整備,駐輪場ほか/工期:2007年1月〜2010年12月(全体竣工)
(東京建築支店JV施工)
東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅に隣接,山手通りと駒沢通りと目黒川に囲まれた敷地約1.4haに,低層棟(A棟)と高層棟(B棟)を建設する。2棟共に高層階は住宅,低層階は商業施設,交番や保育施設などで構成。
2棟の完成後,一部残っている既存の建物を解体し,交通広場が整備される。
上目黒一丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事
現場風景

小峰俊平 工事事務所所長 2005年10月から解体工事を行い,2007年1月に本体工事に着手しました。現在は基礎工事を進めています。東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅と,山手通り,駒沢通りに面していますので,人,車ともに交通量が多い場所です。特に資材搬入の車両などに気を遣っています。
 敷地が不整形なため,山留め工事には苦労しました。切梁を扇状にしたり,アースアンカーを使用しました。また敷地に余裕が無いため,B棟の一部を逆打ちすることで,作業床を確保しました。機械式駐車場を地下24mに設置する計画が,工事をより難しくしています。今後も課題は出てくると思いますが,現場で話し合いながら,一つひとつクリアしていきたいと思います。
 このプロジェクトが完成すると,B棟(高層棟)は地上165mの目黒区で一番高い建物になります。目黒の新たなシンボルとなる建物なので,ものづくりの喜びを感じながら,現場スタッフ全員で100%の能力を発揮して取り組みたいと思っています。

配置図

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 ThinkPark Towerの完成――。
 大崎駅周辺の変遷と当社
 現在進行中のプロジェクト