特集:関東大震災を知る

1923(大正12)年9月1日,関東大震災発生。
あれから80年,私たちはこの未曾有の大災害からさまざまな教訓を得て,現代社会を築いてきた。
「関東地震が来ても壊れない建物」といった比喩をよく耳にするように,
いまでも大地震の代名詞となっている。一体どのように揺れたのだろうか?
じつは,関東地震の揺れの実状は,これまでよく分かっていなかった。
被害に関する資料が体系的に整理されていなかったのである。
当社では小堀研究室を中心として,防災上の観点から関東地震に関するさまざまな調査・研究を行ってきた。
地震の「個性」を正確に知ることが,震災対策の第一歩となると考えるからだ。
その成果のひとつがこの詳細な震度分布の再現である。
今月の特集は,これまでに分かった関東地震の実態を紹介する。
関東地震における旧東京市15区の震度分布
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study0 未解明だった「揺れ」の実態
study1 史上ワースト1の自然災害
study2 3度揺れた首都・東京
study3 建物の「全潰率」に学ぶ