[2008/02/08]

米国南東部の建設事業を強化

−バトソン・クック社を買収−

 鹿島(社長:中村満義)は、旺盛な建設需要が見込まれる米国南東部の建設事業について強化、拡充を図るため、米国地域の統括法人であるカジマUSA 社(Kajima USA Inc. 以下KUSA)を通じて、米国南東部の建設会社で、創業90年の歴史を持つバトソン・クック社(Batson-Cook Company)を2008年1月10日付で買収しました。
 今後、鹿島は、バトソン・クック社の現在の経営陣を維持し、同じ商号で営業を継続しますが、バトソン・クック社がKUSAの傘下に入ることで同社の建設事業の拡充を図り、またグループ各社との協働による相乗効果も期待しています。

 バトソン・クック社は、1915年創業で、ジョージア州ウェストポイント市に本社を置き、ジョージア州ウェストポイント市、アトランタ市、フロリダ州ジャクソンビル市、タンパ市の4拠点で事務所、住宅、ホテル、医療施設、商業施設、学校等の建築工事について高品質な施工、並びにコンストラクション・マネジメントのサービスを提供しています。

 鹿島は1964年に米国へ進出し、現在は、米国本土で建築の設計および施工を担うカジマ・ビルディング・アンド・デザイン社(KBD)、産業施設の設計・施工に特化したオースチン社、ハワイ州建設請負最大手のハワイアン・ドレッジング・コンストラクション社(HDCC)、流通倉庫開発で全米トップ5の一社であるインダストリアル・デベロップメンツ・インターナショナル社(IDI)、大規模開発をフィー・ベースで推進する KUDインターナショナル社(KUD)ほかの子会社を通じて米国における建設工事の設計・施工から不動産開発まで幅広い事業を展開しています。
 これらグループ各社に加え、バトソン・クック社を傘下に持つことで、鹿島の米国本土における建設事業の経営基盤は一層強化が図られるものと考えております。

バトソン・クック社の概要

事業内容 一般工事請負業(建築施工、コンストラクション・マネジメント)
代表者 会長 エドモンド・グローバー
社長 レイモンド・ムーディ
所在地 本  社 ジョージア州ウェストポイント市
事業所 ジョージア州ウェストポイント市、アトランタ市、
      フロリダ州ジャクソンビル市、タンパ市
従業員数 251名(2007年11月現在)
売上高 約480百万ドル(2007年度見込み)
組織図 (2008年1月10日現在)
組織図

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