「鹿島CSR報告書2009」を発刊
鹿島(社長:中村 満義)は、このたび、「鹿島CSR報告書2009」を発刊しました。
1996年以来、「環境報告書」として環境分野の取組みを主体に発刊してきましたが、2007年から鹿島のCSR活動を年度ごとにまとめた「CSR報告書」を発行しています。
今年度は、「鹿島グループのCSRの枠組み」の項目ごとに編集し、今年創業170年を迎えたことを念頭に、「100年をつくる」と掲げる当社の世代を超えた社会に対する責任を,事例とともに読者に伝えられるよう構成しました。さらに2010年は国連において国際生物多様性年とされたこと、また来年名古屋で生物多様性をテーマに開催されるCOP10を踏まえ、「ジャーナリストの『目』で追う鹿島の生物多様性への取組み」として当社が先駆的に取り組んでいる生物多様性について巻頭に4ページの特集を設けました。
全編を通して読みやすさを追求し、建設業に関わりの少ないステークホルダーの方にもご理解いただけるような内容を目指しました。また、昨年に引き続き、色づかいにも配慮することで、より多くの方にとって分かりやすいデザインであるとの認定をNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構からいただいています。
なお、報告書の発行に合わせて、ホームページ内
「CSRの取組み」ページをリニューアルしました。
今後は、「報告書を読む会」の開催を検討するなど社内へのさらなる浸透を目指すと共に、報告書およびWEBでの適切な情報発信により、社会からの要望に応えてまいります。
「鹿島CSR報告書2009」へはこちらから
画像をクリックするとジャンプします。

【報告書の主な内容】
■社長メッセージ(P.4〜5)
■特集 ジャーナリストの「目」で追う 鹿島の生物多様性への取組み(P.6〜9)
- 鹿島が本業の中で、いち早く取り組んでいる生物多様性の取組みを第三者の視点でジャーナリストが紹介。
■鹿島グループのCSRの枠組み(P.10〜11)
- 「社業の発展を通じて社会に貢献する」という経営理念の下にある、鹿島グループのCSRの枠組みについて説明し、2008年度の主な活動成果と2009年度の目標を掲載。
【CSRの基本】
良質なインフラや建物・サービスの提供〜100年先を見据えた価値の創造(P.12〜19)
- 安全・安心を支える目に見えない構造物「新杉田共同溝」〜土木工事での取組み
- 快適な住環境を提供する鹿島の総合力「加賀レジデンス」〜建築工事での取組み
- 快適を創出するプロセス〜建築事業の各プロセスでのCSR活動を紹介
- ものづくりを支える研究・技術開発〜鹿島の事業を支える進取の精神
【5つの基本姿勢】
I.コンプライアンスの徹底〜信頼される企業グループであるために(P.20〜21)
- 鹿島グループ一体となったコンプライアンス意識の徹底とリスク管理の取組みを紹介
II.働くことに誇りを持てる会社(P.22〜28)
- 働きやすい職場づくり〜ワーク・ライフ・バランスやダイバーシティの推進
- 鹿島の人づくり・技術の伝承〜鹿島の技術者育成の取組みを紹介
- 安全に働くことのできる現場づくり〜現場における安全衛生管理
III.地球環境保全と環境創造〜環境を「守る」から「創る」へ(P.29〜35)
- 2009年度にスタートした3ヵ年の環境目標を紹介し、2006〜2008年度の取組み結果を総括
- 重点4課題(地球温暖化防止/資源の循環・有効利用/有害物質の管理/生物多様性保全)に沿って、2008年度の実績と2009年度の目標について事例と共に紹介
IV.地域社会との共生〜企業市民として地域社会に貢献(P.36〜38)
- 災害復旧をはじめとして地域の一員としての取組み事例や「奈良学園スクールプロジェクト」など次世代教育の事例を掲載
- 財団運営を通した社会貢献活動を紹介
V.ステークホルダーへの情報発信(P.39)
- 社外からの評価やステークホルダーとのコミュニケーションツールの紹介
■世界の鹿島
■会社概要
■その他
- 『第三者意見』を(株)レスポンスアビリティ代表取締役の足立直樹氏に執筆いただいた