「鹿島CSR報告書2010」を発刊
鹿島(社長:中村 満義)は、このたび、「鹿島CSR報告書2010」を発刊しました。
1996年以来、「環境報告書」として環境分野の取組みを主体に発刊してきましたが、2007年から鹿島のCSR活動を年度ごとにまとめた「CSR報告書」を発行しています。
今年度も引き続き、「鹿島グループのCSRの枠組み」の項目ごとに編集し、社会に対する世代を超えた責任を、事例とともに読者に伝えられるよう構成しています。さらに「豊かな社会の進展と建設業の果たす役割〜技術と品質で、社会を支え、歴史を刻む」と題して、羽田空港の発展を例にあげ、日ごろ認識されにくい生活基盤・生活空間づくりに携わる姿について巻頭に特集を組みました。
全編を通して読みやすさを追求し、建設業に関わりの少ないステークホルダーの方にもご理解いただけるような内容を目指しました。また、社外の方からいただいたアンケートでの指摘事項や有識者の意見を踏まえ改善を行っています。
今年度も、本業を通じたCSR活動を展開し、報告書およびWEBによる社内外への適切な情報発信を通じて、社会からの要望に応えてまいります。
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【報告書の主な内容】
■社長メッセージ(P.4〜5)
■特集 豊かな社会の進展と建設業の果たす役割〜技術と品質で、社会を支え、歴史を刻む〜羽田空港の発展と鹿島の歩み(P.6〜13)
- 鹿島が建設プロジェクトを通じて社会と関わりを持つ姿を過去から現在・未来という時間軸で追う。現在過ごしている人々だけではなく、次世代やその次の世代にわたって安全・安心で快適な暮らしを支える建物・構造物の存在を紹介。
■鹿島グループが実践するCSR(P.14〜15)
- 「社業の発展を通じて社会に貢献する」という経営理念の下にある、鹿島グループのCSRの枠組みについて説明し、2009年度の主な活動成果と2010年度の目標を掲載。
【5つの要素】
I.コンプライアンスの徹底(P.16〜21)
- 信頼される企業グループであるために
コーポレート・ガバナンスや内部統制、リスクマネジメントについて体制およびコンプライアンスの徹底や反社会的勢力への対応、情報セキュリティの取組み等を紹介している。
II.働くことに誇りを持てる会社(P.19〜28)
- 協力会社とともに取り組むものづくり:安全衛生マネジメントシステム
- 建設現場の1日と安全管理:現場の1日に注目した安全に関する取組み
- 人材を資産に:鹿島の技術者育成の取組み
- 働きやすい企業風土の確立に向けて:ワーク・ライフ・バランスや人事制度
III.地球環境保全と環境創造(P.29〜38)
- 環境を「守る」から「創る」へ
- プロセスごとの「守る」と「創る」
重点4課題(地球温暖化防止/資源循環・有効利用/有害物質の管理/生物多様性保全)を踏まえた建物・構造物のライフサイクルと鹿島の環境に関する取組みを時系列に追う。2009年度の実績と2010年度の目標について事例と共に紹介。
IV.地域社会との共生〜企業市民として地域社会に貢献(P.39〜44)
- 災害から人々の身を守る:鹿島のBCMや技術で発災時の安全を確保する取組み
- 次世代を担う子供たちへ:全国各地の現場で建設業や鹿島の取組みを知ってもらう取組み
- 地域社会貢献:財団運営を通した取組み
V.ステークホルダーとのコミュニケーション(P.45〜49)
- 幅広い情報発信とコミュニケーション
- 社外からの評価
■第三者意見(P.50)
■Corporate Profile(P.51)