セミコン・ジャパン2011に出展
〜次世代工場のリスクマネジメントを支援〜
鹿島(社長:中村満義)は、2011年12月7日(水)〜9日(金)まで幕張メッセ国際展示場(千葉市美浜区)で開催される「セミコン・ジャパン2011」に出展します。
『いまも、いざも安心を〜次世代工場のリスクマネジメント〜』をテーマに、電子デバイス施設に関する当社の技術とサービスを紹介します。
3月11日に発生した東日本大震災は、電子デバイス施設にも甚大な影響を与え、これまで以上に直面するリスクへの迅速な対応が求められています。
本展示会では、お客様のリスクマネジメントを支援する技術を中心にセミナーやパネル展示を行います。
鹿島ブースイメージ(12/7〜9 幕張メッセ 鹿島ブース/6ホール6B-301)
セミナー内容
- 技術紹介セミナー
・BCP支援技術
・エネルギーマネジメント技術
・クリーンルームリニューアル技術
- 特別セミナー
・自然災害リスクの調査と効率的なマネジメントへのアプローチ
株式会社イー・アール・エス(地震・風水害等リスク評価会社)
・スマートグリッド構築事例紹介
三洋電機株式会社 green energy park
- 体感デモ
・可搬型体感用振動台「ポータ震(ぶる)」
注目技術
- 制震補強の効果を「見える化」
地震波形を用いたシミュレーションにより居ながら制震補強した場合の効果を「見える化」します。既存の建物に制震装置を設置することで、地震時の変位、加速度の継続時間、加速度増幅を低減できます。
また、制震装置は、生産エリア以外の周辺部に設置することで、工場の操業を中断することなく対応ができます。
構造体を部材ごとに作成した3次元モデルにより解析
床変位応答解析結果
- 非構造部材の耐震補強 〜クリーンルーム天井の耐震補強〜
クリーンルームFFUシステム天井を吊りボルトと耐震ブレースにて設置すると、地震力による浮き上がりによりFFUが脱落する場合があります。鹿島では、ブレースに加え、実大実験により検証された社内指針に基づき座屈防止のための耐震支柱を設置します。
非構造部材の耐震補強 〜クリーンルーム天井の耐震補強〜
主な出展技術
その他の主な出展技術は、次のとおりです。
- 生産装置の耐震固定を支援
生産装置の耐震固定検討プログラムを保有し、装置毎の耐震補強を支援します。
- 鹿島オペレーションアシスト
施設の運転状況をリアルタイムで見える化し、迅速な非効率運転の把握と運用改善をサポートします。
- ReHP(リヒープ):再生可能エネルギー利用高効率HPシステム
建物周囲の太陽熱、空気熱、地中熱、水熱など複数の再生可能エネルギーを効率的に利用して、冷暖房・給湯の熱を供給するシステムです。
- コンバージョン(用途変更)事例の紹介
倉庫からクリーンルーム工場へのリニューアル事例を紹介します。
- 高剛性床:sKs嫌振架台
通常のグレーチング床に比べ約20倍の剛性を持つ嫌振床。既存建物に対して床上からの施工により、操業を中断せず自由なレイアウトが可能です。
- 部分免震システム
特定の生産装置が設置される床だけを免震化することで地震から装置を守る技術です。
他にも、BCP支援技術、エネルギーマネジメント技術、クリーンルームリニューアル技術など、お客様のリスクマネジメントを支援する様々の技術をセミナーやパネル展示を行います。
詳細については、技術とサービス・電子デバイス生産施設
をご参照ください。