鹿島(社長:中村満義)の北米現地法人カジマ・ユー・エス・エー(社長:大橋令明、以下、KUSA)傘下で開発事業を展開するバトソン・クック・デベロップメント(以下、BCDC)は、このたび米国アトランタで現地パートナー(Novare Group)と協同で開発を手掛けた高層アパート2件について、地元紙アトランタ・ビジネス・クロニクルが選出する「Best in Atlanta Real Estate Awards」の2012年最優秀賞(住宅部門)を受賞しました。
今回受賞を果たしたのは、ともにアトランタの中心部ミッドタウン地区に立地する「SkyHouse Midtown (竣工済)」および「(仮)100 6th Street (建設中)」で、堅調に推移するアトランタの賃貸住宅マーケットを見据えて開発を推進したプロジェクトであります。アーバンライフとネットワーキングに関心を抱くジェネレーションY(ベビーブーマーの子供世代)をターゲットとしていますが、ハイグレードな仕上げに加え、全面ガラスカーテンウォールを通した豊かな眺望や最上階に設置した屋外プール・クラブルーム等、優れた商品企画とデザインを実現したことが受賞に結びついたと考えております。
この2案件は、「SkyHouse」と名付けられた、デベロッパーと設計者・施工者がチームを編成して同一規格の高層アパートを提供するシリーズ化された開発事業の一部であります。「SkyHouse Midtown」はその第1号案件でありますが、2012年末に無事竣工し、リーシングを順調に進めております。この他にも、堅調な賃貸需要が見込まれる都市(オーランド、オースティン、ヒューストン)において更に3件を建設中であり、その他の有望な都市においても慎重に事業着手の機会を検討しております。
SkyHouseシリーズでは、BCDCは共同デベロッパーとして事業に参画しておりますが、併せてKUSA傘下の建設子会社バトソン・クック(以下、BCC)が建設工事を特命で請け負っており、鹿島が得意とする「建設事業と開発事業のコラボレーションによるグループ総合力の発揮」を米国において新たな形で具現化した好事例となっております。なお、BCDCは、同じく需要の高いシニア介護施設についても、別の現地パートナーと協同でシリーズ化された開発事業を順調に進めております。
KUSAでは、回復基調にある米国経済と歩調を合わせながら、有望事業による収益機会の多様化・最大化に継続して注力していく方針であります。
※BCDCはKUSA傘下で開発事業統括会社の鹿島リアルエステート・デベロップメント(KRD)の100%子会社、BCCは同じくKUSA傘下の建設事業統括会社の鹿島インターナショナル(KII)の100%子会社です。
※Novare Group (本社:アトランタ、設立:1992年)は、米国南東部で幅広く事業を展開しているデベロッパーであり、住宅を中心としてオフィス・複合施設等の開発を手掛けております。
1.SkyHouse Midtown
事業者 | : Novare Group、Batson-Cook Development(BCDC) |
事業費 | : 59百万米ドル(約51億円) |
事業用途 | : 賃貸住宅(320戸)、商業施設、駐車場ビル |
建物規模 | : 地上23階建、延床面積約28,300m2(駐車場ビルを除く) |
設計者 | : Smallwood、Reynolds、Stewart、Stewart & Associates |
施工者 | : Batson-Cook(BCC) |
工 期 | : 2011年12月〜2012年12月(12ヶ月) |
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2.(仮)100 6th Street
事業者 | : Novare Group、Batson-Cook Development(BCDC) |
事業費 | : 63百万米ドル(約55億円) |
事業用途 | : 賃貸住宅(320戸)、商業施設、駐車場ビル |
建物規模 | : 地上23階建、延床面積約28,500m2(駐車場ビルを除く) |
設計者 | : Smallwood、Reynolds、Stewart、Stewart & Associates |
施工者 | : Batson-Cook(BCC) |
工 期 | : 2012年12月〜2013年12月(12ヶ月、予定) |
完成予想図
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