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プレスリリース

[2021/05/20]

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第28回鹿島美術財団賞を2氏に贈呈

 公益財団法人鹿島美術財団(理事長:鹿島公子)は、第28回「鹿島美術財団賞」の受賞者を決定しました。
 本賞は、美術研究の一層の振興を目的として1994年に創設されました。以後毎年、助成者の研究成果をまとめた論文(同財団刊行『鹿島美術研究』に掲載)の中から特に優れたものを選考の上、贈呈しています。
 このたび、高階秀爾 東京大学名誉教授をはじめとする5名の選考委員による審査の結果、2019年の研究助成63件のうち、2氏の論文が「財団賞」に選ばれました。また、これまで財団賞に次ぐ成果を上げた方々を優秀者として公表していますが、本年より表彰制度を拡充して「優秀賞」を新設し、2氏の論文を選定しました。賞状と副賞(財団賞:100万円、優秀賞:50万円)は、2022年5月に開催予定の授賞式にて授与されます。
 こうした優れた美術研究に対して贈られる賞は国内に数少ないことから、「國華賞」(朝日新聞社関連)と並び、美術研究者の大きな関心を集めています。2020年には、長年に亘る美術研究への支援と若手育成への貢献活動が高く評価され、公益社団法人企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2020」において大賞を受賞しました。
 

第28回鹿島美術財団賞 受賞者

 《日本・東洋美術部門》
   奥井 素子(おくい もとこ) 49歳
     (京都市立芸術大学非常勤講師)
      研究主題:俵屋宗達筆・烏丸光廣賛「牛図」に関する研究

 《西洋美術部門》
   新倉 慎右(にいくら しんすけ) 38歳
     (慶應義塾大学アート・センター所員/学芸員)
      研究主題:ミケランジェロ作《ヘラクレスとカクス》における多視点性の創出
      ―素描《ヘラクレスとアンタイオス》からの発展と設置場所との関係―


 優秀賞 受賞者

 《日本・東洋美術部門》
   村田 梨沙(むらた りさ) 33歳
     (秋田市立千秋美術館学芸員)
      研究主題:平福穂庵によるアイヌ絵についての研究
      ―先行作例および同時代文人との関係を中心に―

 《西洋美術部門》
   今井 敬子(いまい けいこ) 50歳
     (ポーラ美術館学芸課長)
      研究主題:ピカソ「青の時代」の絵画に隠された制作のプロセス


 鹿島美術財団は、美術の振興をはかり、もって我が国の文化の向上、発展に寄与することを目的に1982年に設立されました。全国の若手・中堅の美術研究者を主な対象に、美術に関する調査研究助成、出版や国際交流の援助、並びに美術講演会開催などの美術普及振興を行なっています。その活動実績は、これまでに約2,700件、総額約21億2,000万円にのぼります。


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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