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水曜会:社内講演会の記録

1012025年9月24日(水)

平賀 達也ランドスケープ・プラス代表取締役

土地の記憶を廻り風景をつなぐ
~地域の自然に立脚した基盤づくりと仕組みづくり~

日本を代表するランドスケープアーキテクトの平賀達也氏をお招きし、第101回水曜会が開催された。

「クライアントが提示した要件を形にする時代は終わり、その仕組み自体も含めてデザインすることが大事である。グローバルに支持されるような、ローカルな価値を創造することに尽きる。」と平賀氏は語る。

国際的に普遍性を帯びる現代においてこそ、地域が持つ独自性に目を向けるべきではないかという氏からのメッセージに思えた。

「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」では、地球温暖化やSDGsといったグローバルな課題に対して、前橋のローカルなコミュニティにおける持続可能な仕組みづくりからアプローチし、通りのアスファルトに閉じ込められていた水と緑が再び”芽吹く”ような、そんな価値を創造している。
会の中で説明いただいたその設計プロセスは非常に泥臭く実直かつ丁寧で、地域の人々と”土地の記憶”を廻り、”風景”を取り戻すための対話を繰り返していた。
実際に馬場川通りに赴くと、通りにはまるで元からそこにあったかのように、豊かな緑が茂り、清らかな水が煌めき、爽やかな風が吹いていた。

「風土千年 風景百年 景観十年」 

空間と時間、それぞれの概念において、ミクロとマクロのスケールを行き来し“つなぐ”氏の広範かつ精巧な眼差しは、今目の前にある地域に根付いた人々の生活を優しく見つめながら、風土が持つ悠久の価値と、千年という遥かな時間を捉えている。


(岡崎 恵大│KAJIMA DESIGN)

写真:平賀 達也
平賀 達也
1969年
徳島県生まれ、高校卒業後に単身アメリカ留学
1993年
ウェストヴァージニア大学ランドスケープアーキテクチャー学科卒業
同年
日建設計入社
2008年
ランドスケープ・プラス
設立
RLA/登録ランドスケープアーキテクト
JLAU/日本ランドスケープアーキテクト連盟 
会長

都市緑化機構コンクール環境大臣賞、 BCS賞

都市計画学会賞(としまエコミューゼタウン)

日本造園学会賞(南池袋公園)

第22回環境・デザイン賞 都市ランドスケープ

デザイン部門最優秀賞(グリーンスプリングス)

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