さまざまな都市機能が織り込まれたひとつの「街」のような建築

日本の国際ビジネスの中心である大手町における三井物産と三井不動産による35万m²超の大規模複合開発。三井物産本社の「三井物産ビル」、グローバルブランドのホテルと約3,700m²/階のオフィスが入る「Otemachi One タワー」の二棟で構成され、低層階と地下で一体化している。外装デザインにおいては、「三井物産ビル」は皇居の石垣や日本の伝統的な木組みをモチーフとする横基調のデザイン、「Otemachi One タワー」は垂直線を強調するメタリックな都市的デザインとして対峙させている。旧三井物産本社を建替えるにあたっては、旧本社での環境配慮や機能性を重視した設計思想を踏襲し、高い環境性能やサスティナブル性を重視しつつ、多様な働き方に対応する計画とした。