羽田空港島の敷地5.9haに建つ延べ13万m²の複合施設である。大田区の産業の振興を期し、世界と地域を繋ぎ、先端産業と文化産業が融合する「新産業創造・発信拠点」となるよう、研究開発オフィスやものづくりラボ、自動走行車開発拠点、水素ステーション、先端医療センター等の先端産業施設、イベントホールなどの文化産業施設を統合的に計画した。多様な活動が交錯し、イノベーションが生まれる場となるよう、「みち」をコンセプトに交流の空間、「イノベーション・コリドー」を形成し、縦断する景観軸との交差部の「イノベーション・フォーラム」とともに施設構成を束ねた。足湯や屋上展望デッキ等も加え、空港の風景と一体化する活動の場をつくりこんだ。