外部空間とつながるテナントオフィスビル

博多と天神の中間に位置する中洲洲中島町に計画されたオフィスビル。ポストコロナの次世代オフィスビルを目指し、風や光が直接感じられる外部空間を随所に計画している。南側ピロティはすだれを設けた居心地の良いビルの前庭、建物北側は博多川の植物を取込んだ親しみやすいポケットパークとしてオフィスビルを街に開いた。ワークスペースでは基準階のバルコニーや屋上ラウンジがワーカーと外部空間をつないでいる。中洲の川の水面を想起させる庇によって全体を統合するシンプルな外装が、明るい執務空間と高い環境性能の実現に寄与し、環境とウエルネスの両面で高水準場なビルとしてZEB ReadyとCASBEEスマートウェルネスオフィスSランク認証を取得した。