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ミキモトビル

東京都江東区

2024年2月

図版:ミキモトビルのメインイメージ

場所の固有性を活かした形姿

ミキモトは、1899年銀座で宝飾店を創業、ミキモト装身具は、1907年創業以来ミキモトの宝飾品を加工・製造、世界でも数少ない素材調達・デザイン・製造・販売の一貫体制を確立している。その両社連携を強化する新たな生産拠点の計画である。全体構成は、住工密集する周辺環境や地中送電線路をかわす必要がある敷地条件に応答している。北側上層部の後退による住宅地への天空光確保、南側下層部の後退によるグランドレベルの豊かな緑地創生など、公共性と地域貢献に資する景観形成にて、場所の固有性を活かした形姿を構想した。周囲四方と向き合う「リボンウィンドウ」として、新拠点がこの地域へ定着してゆくことを願い、桜並木の景色を引き込む豊かな生産環境の創出を企図した。

延床面積:7,055m2
階数:地上5階/地下1階
主要技術:ポストテンションフラットスラブ 写真:藤井浩司/TOREAL
  • 図版:ミキモトビル
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