座席数1030席の中ホールの舞台正面には パイプオルガンがあり、 ホールには神聖な雰囲気が漂っている。 このオルガンはフランス ・ コワラン社製で、 著名なオルガン建造家、 パスカル・コワラン氏により建造された。設計に際しては 日本の気候に合わせた配慮がなされている。 ホール全体は、 クラシック音楽に最適な残響 (2秒)を実現し、 美しいパイプオルガンの調べはもとより、 あらゆる音楽のハーモニーを さらにひき立てるだろう。 また中ホールも 大ホール同様、 会議室としても利用できる。 中ホールには、 他の聴衆に迷惑をかけずに 小さな子供と一緒に演奏を鑑賞できる、 親子鑑賞室が3室設けられている。
Aゾーン屋上の最上部は、 「憩いの広場」 と呼ばれる屋上庭園になっており、 スロープでつながる 立体公園とともに、 憩いのひとときを提供している。 立体公園の中程には 「ショパン像」 が置かれており、 この丘は 「ショパンの丘」 と名付けられている。 浜松市とポーランドのワルシャワ市が1 990年に 音楽文化友好交流協定を結んだことを記念して 設置されたもので、 像の制作・設計に当たっては、 当社の子会社、 大興物産が協力した。
この他に大ホールの上の 「音楽の広場」 やDゾーンの 「太陽の広場」 と言った、 数々の空間が 人々に憩いと創作の時間を提供している。 風にたなびく柳の下に腰掛けた、 ショパンのブロンズ像は 音楽都市浜松を優しく見下ろしている。
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