アクトシティ浜松

国際音楽都市を演出

見だしに
もどる
今号の目次に
もどる
他の号を
みる

日本初、 4面舞台の大ホール

 大ホールは、 3層吹き抜けで 客席数2336席の規模を持ち、 身障者席も完備している。 3、4階にはサイドバルコニーが施され、 18〜19世紀のオペラ劇場をイメージさせる。 舞台は、 主舞台を中心に下手 ・ 上手舞台の二つと、 後ろ舞台が囲む形で、 日本初の4面舞台が形成されており、 多彩な舞台演出が可能である。  大ホールは会議室としても利用が可能で、 一階席にはメモ台も装備、 6カ国同時通訳ブースにより 国際会議の開催も可能である。 また、 同時放映設備により、 コングレスセンターの会議室と結んで 会議を同時進行することもできる。

残響2秒の中ホール

   座席数1030席の中ホールの舞台正面には パイプオルガンがあり、 ホールには神聖な雰囲気が漂っている。 このオルガンはフランス ・ コワラン社製で、 著名なオルガン建造家、 パスカル・コワラン氏により建造された。設計に際しては 日本の気候に合わせた配慮がなされている。 ホール全体は、 クラシック音楽に最適な残響 (2秒)を実現し、 美しいパイプオルガンの調べはもとより、 あらゆる音楽のハーモニーを さらにひき立てるだろう。 また中ホールも 大ホール同様、 会議室としても利用できる。 中ホールには、 他の聴衆に迷惑をかけずに 小さな子供と一緒に演奏を鑑賞できる、 親子鑑賞室が3室設けられている。

緑の広場で瞑想にふける

 Aゾーン屋上の最上部は、 「憩いの広場」 と呼ばれる屋上庭園になっており、 スロープでつながる 立体公園とともに、 憩いのひとときを提供している。 立体公園の中程には 「ショパン像」 が置かれており、 この丘は 「ショパンの丘」 と名付けられている。 浜松市とポーランドのワルシャワ市が1 990年に 音楽文化友好交流協定を結んだことを記念して 設置されたもので、 像の制作・設計に当たっては、 当社の子会社、 大興物産が協力した。
 この他に大ホールの上の 「音楽の広場」 やDゾーンの 「太陽の広場」 と言った、 数々の空間が 人々に憩いと創作の時間を提供している。 風にたなびく柳の下に腰掛けた、 ショパンのブロンズ像は 音楽都市浜松を優しく見下ろしている。

Aゾーン


写真は鹿島月報より転載

All rights reserved, Copyright (c) 1995 KAJIMA CORPORATION