同じ建物の設計でも担当する部分によって 必要とされる能力や学ぶことはさまざま。

いろいろな”好き”が設計に生かされる

設計者は建築学科出身というイメージがあるかもしれませんが、実はそれ以外の学科出身の人もたくさんいます。
また、絵が得意な人や理科が得意な人など、それぞれの得意分野もさまざまです。

建築設計

建築設計

こんな人が向いている!

  • 絵を描くのが得意
  • デザインに興味がある
  • 建物を見るのが好き
  • コミュニケーション能力に自信あり
  • 交渉が得意
  • 面倒見がいい、世話好き

どこで学べばいいの?

大学などの建築系学科(学校によって、工学部系や美術学部系があります)

建築設計者は、建物ができるまでの工程全部を見渡してチェックする、総合プロデューサー的な存在。お客さまの要望を聞いたり、他の部門と話し合ったりする機会が多いので、デザインセンスだけでなく、相手の立場になって考える力や臨機応変に対応する力なども必要です。

設備設計

設備設計

こんな人が向いている!

  • 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「快適さ」に敏感
  • 趣味やスポーツなど、何か「究めている」ものがある
  • 物事に「広く浅く」よりも「絞って深く」取り組むのが好き
  • エンジニアを目指している

どこで学べばいいの?

大学などの建築学科、機械学科、電気学科など

設備設計は人間にとって快適な環境をつくり出す仕事なので、いろいろなものにふれて五感の感性を磨くことが求められます。また、照明・通信・水道といった一つの領域のエキスパートになるため、何かを深く掘り下げて研究するのが好きな人が向いています。

構造設計

構造設計

こんな人が向いている!

  • 時計などを分解して中身を調べたことがある
  • 「もし、こうなったら」と想像するのが好き
  • 物理が得意(特に力学)
  • 数字に強い
  • 几帳面

どこで学べばいいの?

大学などの建築系学科

「機械や建物の中の構造がどうなっているか気になってしょうがない!」そんな人が多いのが構造設計の分野です。安全な建物の構造を設計するためにたくさんの計算や予測、分析などを行うので、理工系の科目が得意なことや、想像力、膨大な資料を処理する緻密さも求められます。

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