特集:コーポレイト・アークテクチャー

建築が語りかける資生堂らしさ
−ECOLE DE HAYAMA−


海を望むエントランスロビー

眺めの良いカフェテリア。窓側はガラストップの丸テーブル。
奥側は落着いた正方形のテーブル。
大テーブル席や,バーとしても利用できる高いテーブル席など
変化がでるよう工夫された

海側のテラスのボードウォークはブラジル産のイペ材。鎧戸はチーク材。
年を経るごとに味わい深くなる自然素材を用い
サクセスフルエイジングを表現している

300名収容の大研修室(コンファレンスルーム)は,
新製品発表会など社外の人が訪れることを想定した
メッセージ発信の場でもある

アトリウムは,資生堂宣伝部によるコマーシャルアートが随時展示され,
研修生に対してさりげなく「資生堂らしさ」を感じさせる工夫が施されている

内側の研修棟向きの宿泊室は,強いカラフルなインテリア。
各階ごとにテーマカラーが変えられている。
次回泊まる時は何色の部屋になるのかという楽しみが与えられる

眺望の良い外向きの宿泊室は,ナチュラルな色使いで統一している。
ルームというよりネスト(巣)のイメージ


施設概要
場所神奈川県横須賀市湘南国際村1−4−5
発注者資生堂
設計当社設計・エンジニアリング本部、
規模鉄筋コンクリート造一部鉄骨造,
鉄骨鉄筋コンクリート造 地下1階,地上5階 
延べ11、731m2 大研修室300名収容1室,
中研修室80名収容1室,小研修室30名収容6室,
ミーティングルーム6名収容5室,宿泊室200室(全シングル)
工期1996年3月〜1997年8月
施工当社東京支店JV


トータルなデザインによる環境形成
建築が語りかける資生堂らしさ
質実剛健,生産性,満足感,コミュニケーションをデザインする
全社的一体感を生み出す本社オフィス