特集:特集:正統な都心をつくる――虎ノ門タワーズ レジデンス&オフィス

Chapter 1 伸び上がる建築
エコ・コラムを用いた大スパンモジュール構造
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日本の中枢で挑む
 永田町・霞が関に近く,桜田通りや外堀通りなどの幹線道路の喧噪から離れた虎ノ門4丁目の閑静な丘の上が「虎ノ門タワーズ」建設の舞台である。
 名門ホテルとして知られるホテルオークラ東京が隣接する敷地で現在,23階建て,高さ112mの事務所棟と,41階建て,高さ153mの住宅棟の建設が進められている。竣工予定まで残すところ約10ヵ月。その交通の便や良好な周辺環境から,都心のポテンシャルを最大限に引き出すプロジェクトとして,すでに各方面で期待が高まっている。
 鹿島が開発,設計,施工を一貫して取り組むこの大プロジェクトの全貌とはどのようなものか。
レジデンス棟25階からの夜景。東京タワーが間近に見える
永田町を眼下に望む。国会議事堂まで約1,200mという距離。右手前に見えるのはホテルオークラ東京本館 六本木方面を望む。右手前に見えるのはホテルオークラ東京別館



Chapter 1 伸び上がる建築
Chapter 2 積み重なる歴史
Chapter 3 築かれる理想