恵比寿ガーデンプレイス

開発の経緯

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わが国初とも言われる複合開発の街 ・ 恵比寿ガーデンプレイスは、 1984年 (昭和59年) に東京都が 恵比寿地区整備計画基礎調査を行った頃にはじまる。 当時、 サッポロビール恵比寿工場を含む恵比寿周辺地区は、 副都心 ・ 渋谷に隣接しているにもかかわらず、 木造住宅、 街工場が多数混在し、 幹線道路も未整備なため防災上も問題の多い地区であった。 一方、 サッポロビール恵比寿工場も水の問題をはじめ、 工場立地としては いろいろな問題を抱えるようになっていた。
1987年 (昭和62年)、 特定住宅市街地総合整備促進事業に基づいた 再開発構想が発表された。 これは、 工場跡地に都市型住宅、 商業 ・ 文化等の施設を建設し、 土地の高度利用を図るとともに 街のインフラストラクチャー (都市生活基盤) を整備するというものであった。
当社は構想の誕生からかかわり、 企画提案、 現実までの諸折衝、 環境調査など 全社を挙げての支援体制を組んだ。
構想から10年、 工事が着工して3年、 ビール工場は、 オフィス、 文化施設をその他の施設が違和感無く混在した、 緑と水のあふれる未来型複合都市に生まれ変わった。


写真は鹿島月報より転載

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