切る、仕上げる

　建物のリフォームや解体の場合、高圧水でコンクリートを切断する。振動や騒音がほとんどないため、周辺環境に影響を与えず作業を行うことができる。

• カームジェット

  　鉄筋、配管金属を全く損傷させずにコンクリート部分だけを破砕、切断、除去できる。 ノズルを旋回運動させるロータリーウォータージェットを基本技術として低騒音、スラリー回収の機能を付加した。霞が関ビルのリニューアル工事で活躍。
  

  

• アブレイシブジェット

  　研磨剤を混入した水を高圧(２，０００ｋｇｆ／ｃｍ２)状態で噴射して鉄筋コンクリートを切断する。無振動・低騒音で遠隔操作ができるため、原子炉解体、リフォームなどに適している。

  　仕上げの作業は普通、熟練工が行う。しかし高齢化による人手不足と危険作業、苦渋作業からの解放を目指し、当社では比較的早くからロボット化が進められている分野である。

• コンクリート床直仕上げロボット

  　当社の本格的建設ロボット第１号。様々な現場で改良が重ねられ、現在に至っている。 作業範囲を指定してスタートボタンを押すだけで自動走行して、ベテラン左官工５人分に匹敵する作業量をこなす。
  

  

• 外壁塗装ロボット

  　ゴンドラ装着式とマスト昇降式の２種類があり、用途に応じて使用する。 熟練塗装工でも難しい弾性系塗装材の使用もできる。手作業の３〜５倍の塗装能力を持つ。