急務のインフラ復旧に全力

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 被災地の土木構造物は,高速道路や鉄道の高架橋が倒壊したり,港湾施設が沈下するなど大きな被害が出たことは周知のとおりである。 当社にはこれらの被害を受けた構造物の被害状況調査を始め,その撤去,補強,復旧などの要請が次々と寄せられ,全力を挙げてこれに対応している。
 その内容は多岐に亘り,倒壊した阪神高速道路の解体撤去や新幹線の補強,中国縦貫自動車道の復旧を昼夜兼行で行ったのをはじめ,主なものだけでも阪神高速道路全線の橋脚被害調査,同湊川以西の橋脚補強,JR東海道本線,阪急電鉄,阪神電鉄,山陽電鉄,神戸高速鉄道などの鉄道各線,神戸市港湾局や埠頭公社などの港湾施設の応急補修や調査,エネルギー関連の復旧計画など枚挙に暇が無い。 これらの施設は阪神地区の都市機能回復の前提となる機能を担っているだけに一日も早い復旧が待たれている。 本格的な復興に向けそのペースは次第に加速されることだろう。


写真は鹿島月報より転載

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