陸、海、空から行きたい国へ

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 関西国際空港は, 大阪湾泉州沖5kmの地点に 人工島を造成し建設された。 海上に浮かぶ空港島と 陸地との間は3,750kmの連絡橋で 一直線に結ばれている。 縦4,370km、 横1,250km、 511haの敷地に、 3,500mの滑走路1本(将来これを3本にする構想) を持ち、 年間発着能力は16万回である。 空港へのアクセスは 非常に便利で、 まず鉄道の場合、 JRだと新大阪駅から 関空特急"はるか"で45分、 京都駅から75分、 ミナミの愛称で知られるなんば駅からは、 南海電鉄の空港特急 "ラピート"で29分である。
 運行間隔は、 それぞれ 1時間に平均2本 とフークエントサービスに近い。 自動車は、近畿・阪和自動車道と 阪神高速湾岸線の2路線が、 電車同様, 連絡橋を渡って、 空港島に乗り入れている。 日本に点在する空港からのアクセスは、 鹿児島空港から65分、 福岡空港から60分、 高松空港から45分などで、 地方空港、 特に西日本地区から海外への ルートが とてもスムーズになった。
 また、神戸ポートアイランドや 淡路島は、 陸路では大阪湾沿いを 大迂回しなければならず、 かなりの時間を要するが、 空港島の北川に整備されている 海上アクセス基地に 直接、高速艇で乗り付けるという手段を取ると、 神戸と淡路島、 大阪から、 それぞれ約30分で空港に到着できる。 この高速艇の利用は 海上空港のもう一つの楽しみ方とも言える。

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