[2010/03/01]

休日の発災を想定した実践的なBCP訓練を実施

企業の「防災力」、「事業継続力」を高めるための実効性のある訓練

休日早朝の発災を想定、
都内の社員寮などを含む主要7拠点に約700人が徒歩参集

 鹿島(社長:中村満義)は、2010年2月27日(土)に東京湾北部地震(M7.3、最大震度6強の地震)を想定したBCP訓練(震災訓練)を実施しました。

 今回の訓練は、勤務時間外にあたる休日早朝の発災を想定し、本社および都内2支店(東京土木支店、東京建築支店)を対象として実施しました。 首都圏特有の問題として、職場と居住地が離れているために、交通途絶下の状況では各社員が自部署に参集するのが困難であるという実情を考慮し、 現実の災害時に拠点となり得る会社施設(社員寮、営業所など)への徒歩参集訓練および初動対応訓練など、より現実的かつ実践的な内容を実施しました。 当日は7つの災害復旧拠点に計730人の社員が参集し、活動体制の確立、周辺の被災状況等の情報収集、 震災対策本部および他拠点との情報伝達訓練などを実施したほか、当日稼動している約120箇所の工事事務所では、 「BCMプラットフォーム」を活用した初期被災報告訓練を実施しました。

「BCM プラットフォーム」
地震発生直後に被災状況や復旧対応状況に関する情報を共有する「統合情報基盤」で、当社が2007年に開発しました。 社内イントラネットを経由すれば、従業員は誰でも情報・状況を把握できる体制になっています。

今回の訓練内容の特徴は、次のとおりです。

なお、今回のBCP訓練にあわせて、以下の訓練を実施しました。

 当社ではこのような訓練を通じ、発災時の初動体制を強化して「事業継続力」を高め、 企業の社会的責任を果たすことができる体制作りを図っていきたいと考えています。

【7箇所の災害復旧拠点】  
    拠 点 名
 1   本社ビル群(東京都港区) 
 2   技術研究所(東京都調布市) 
 3   南長崎寮(東京都豊島区) 
 4   木場寮(東京都江東区) 
 5   千葉営業所(千葉市中央区) 
 6   多摩営業所(立川市) 
 7   第三土木統括事務所(東京都新宿区) 


社員が徒歩で最寄りの拠点に参集する
社員が徒歩で最寄りの拠点に参集する
対策拠点での打合せの様子
対策拠点での打合せの様子

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