病院の施設整備には様々な費用がかかります。設計や建物の建設に必要な費用、医療機器や家具、備品の更新だけでなく、移転や稼業準備にも費用がかかります。これらの費用を自己資金で準備するのか、借入金で賄うのかは、病院の経営を左右する大事な判断となります。さらに、新しい建物が完成してからも、維持管理費が必要ですし、竣工から一定期間が経過すると設備更新を考慮しなければなりません。

鹿島は、お客様の施設整備事業のパートナーとして、堅実な計画に基づく事業となるよう総合的にサポートします。適正規模の検討や事業スキームの作成、建設費や長期運転資金を含む総事業費の試算、資金調達検討の支援等を行い、施設規模や医業形態等に応じて事業収支をシミュレーションすることで、長期にわたる適切な事業計画の作成を支援します。

鹿島は、お客様の施設整備事業のパートナーとして、堅実な計画に基づく事業となるよう総合的にサポートします。適正規模の検討や事業スキームの作成、建設費や長期運転資金を含む総事業費の試算、資金調達検討の支援等を行い、施設規模や医業形態等に応じて事業収支をシミュレーションすることで、長期にわたる適切な事業計画の作成を支援します。

事業計画フロー図

施設整備に向けて綿密な事業計画を策定

事業環境調査、基本構想、採算性の検討を含んだ事業計画での綿密な検討が、その後の計画に大きく反映されます。この大事なプロセスをより確実なものとするため、鹿島ではお客様のご要望に応じた事業計画を提案します。

• 計画地の評価／選定

• 施設規模の検討

• 総事業費の試算

• 事業採算性の検討（資金調達方法の検討を含む）　など

施設整備後に、長期にわたり安定した経営が可能かどうかを検討するため、鹿島はオリジナルの事業採算プログラムを用いて事業採算性の検討支援を行います。建物の設計費・建設費にその他の費用（医療機器調達費、移転費等）を含めた総事業費のうち、金融機関等から調達した借入金をどの時点までに返済可能かを確認することがポイントです。

シミュレーションでは、病床の種類や稼働率、外来患者数などを、現況や各種指標を用いて慎重に想定し、収益と費用、支払利息等を計算します。また、減価償却費や借入金返済額などのキャッシュフローについても確かめていきます。さまざまなケースを想定しながらシミュレーションすることで、総事業費や病院経営の目標値を逆算することも可能です。

• 事業計画の健全性が一目で確かめられる

• 総事業費や収益・費用をさまざまな想定で比較できる

• 将来の設備機器や医療機器更新を含む資金繰りを確認できる

損益計算書と残高推移グラフ

建替に際しては、移転新築、現地建替のいずれを選択したとしても、建替前に病院の収益性を高めておくことが大切です。また、実現可能性の高い計画であるかどうかが重要です。このような視点から、建替を成功させるためのポイントを以下に挙げます。

• 財務体制・基盤の強化がなされている
• あるべき姿と戦略（患者さん入院ルートや病棟機能の明確化）の絞り込みができている

• 実現可能性の高い事業計画（特に設備投資と人員計画が重要）を策定している

• 計画の実行体制が明確になっている

• 関係者（金融機関、取引先、職員）の協力体制が得られている