切妻の様子
2010年12月まで
外壁と屋根の復原
戦災で失われた3階部分の外壁の復原作業が始まりました。窓まわりの装飾部分は試作品をいくつも作り、専門家による詳細なデザイン検証を行ってから施工に取り掛かります。
屋根は外形がほぼ完成し、木材による屋根下地の取り付けが始まっています。すぐ隣の中央線のホームに資材などが飛ばないよう、屋根をネットで覆って作業を進めています。
現場内で、外壁擬石の試作品を作っています。
試作品を見ながら、専門家による復原デザインの検討が行われます。
2階にあった外壁の柱頭飾りは、元の位置(3階)に復原します。
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中央屋根の鉄骨が完成し、上棟のお祝いをしました。
屋根の鉄骨の上に、木造の屋根下地を取り付けていきます。
木の骨組みの上に貼っている板を「野地板」と呼んでいます。スレート板を葺くための下地になります。
南ドームから見た屋根。資材が風で飛ばないように、全面をネットで覆って作業を進めています。一番向こうにみえるのが、北ドームです。
2010年7月まで
既存木造屋根の解体
戦後の復旧でかけられた木造屋根を解体しました。復原される屋根は創建時と同じ鉄骨造となります。建物の中では古い内装の解体後にあらわになったレンガ構造の調査も行っています。
切妻部の外観。工事用の仮囲いを取り付ける前に撮りました。
この古い鉄骨階段は撤去しました。
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解体前の切妻屋根です。
屋根裏はこんな感じでした。木造のトラスが見えます。
一部切り出された木造屋根トラスです。
ステーションホテルのロビーがあった所です。写真は杭工事の状況です。
設計者とレンガ壁の調査をしています。
狭い駅舎の中では、こんな状況も。
復原屋根の鉄骨が建ちました。
保存されるレンガ(1、2階)と、3階復原部分。3階は鉄骨鉄筋コンクリート造で復原されます。