“森の復活”をテーマに「フォレステージ高幡鹿島台」
東京都日野市,多摩丘陵の一部に位置し,武蔵野の自然環境をそのまま残したかのような住宅地が「フォレステージ高幡鹿島台」だ。当社が開発を手掛け,建築家・宮脇檀氏が住宅と道を一体にした基本設計を行った。ここでは“森の復活”をテーマに,緑の連続する美しい街並みをつくりだしている。
そこは,メイン道路が緩やかなカーブを描き,歩いていくにつれ風景が移り変わっていく。豊かな植栽や樹木に目を奪われていると,いつの間にか住宅にたどり着く,そんな心地よい街並みなのだ。
緑がつくりだす街並み
フォレステージでは,緑が街並みをつくっているといっても過言ではない。住宅は「デザイン・ガイドライン」が定められており,街並み全体が美しくコントロールされているが,住宅と道路との境界に高い塀を築くのではなく,すべての道路に植栽帯が巡らされている。
そこではまるで庭の中の緑が,道路にまで染み出してきたかのようであり,四季折々に多彩な表情をつくり出している。
また,住民が気軽に集える場として,7,8戸で囲む共用の「コモン広場」が7カ所設けられている。そこには,家の屋根を越える高さの大木・コモンツリーが植えられている。7つのコモンツリーはそれぞれ樹種が異なっており,それぞれの住宅地を印象づける空間となっている。
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