特集:100年住宅をつくる ―これからの住まいへの提案― |
当社では,約10年前に従来のラーメン構造とは全く異なる新しい躯体架構技術として「スーパーRCフレーム構法」を開発・実用化し,これまで芝・パークタワー(東京都港区 2001年竣工)をはじめ,12棟を超える超高層マンションに適用してきた。柱や梁のない開放的な居住空間が実現でき,シンプルなスケルトンのフラットな室内は,間仕切り位置,家具配置,設備計画への制約がない。水周りを含めた自由な間取りが可能な究極のフリープランハウジングとして,今や「100年住宅」を具現化する当社の標準的な構法の一つとなっている。 現在,当社が設計・施工で建設中の「(仮称)ヨコハマポートサイド住宅C-3街区」(横浜市神奈川区)も,同構法を用いた超高層マンションである。 スーパーRCフレーム構法は,各々の住戸内の間仕切りや各階の住戸割などの平面的な自由性が高いだけでなく,高い天井や吹抜けを設けるなど立体的な空間の創出も可能なのが特長だ。将来,子供や孫が生まれて家族がふえるなどライフステージやライフスタイルが変化しても,住む人のニーズに沿ったリフォーム・リニューアルに柔軟な対応が可能で,結果として長く住み続けることができる。 スーパーRCフレーム構法は,当社が提案する「100年住宅」を支える技術として,今後も積極的な適用を図っていく。 |
(仮称)ヨコハマポートサイド住宅C-3街区 場所:横浜市神奈川区/発注者:横浜市住宅供給公社/設計:当社建築設計本部/規模:RC造(スーパーRCフレーム構法)B1,29F 179戸 延べ 27,568m2/工期:2006年11月〜2009年11月 (横浜支店施工) |
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■ 100年住宅の具現化 Case
1 究極の超高層フリープランハウジングの実現 ■ 100年住宅の具現化 Case 2 鹿島のハウジング技術の結集 ■ 100年住宅の具現化 Case 3 より高く伸びる超高層免震ハウジング ■ 100年住宅の具現化 Case 4 住み継がれる街づくり |