特集1:世界の現場から
コールアームワー アントゥン ビヘール
あいさつ
エジプト

スエズ運河橋JV工事
片桐 冬樹
(かたぎり ふゆき・33才・土木)
  ここはアラブ・イスラム教の国。ただ今ラマダン(断食月)で,イスラム暦の新年は約3ヵ月後です。エジプト人達は昼間空腹を我慢して仕事をし,西暦の新年より1月中旬のラマダン明け休暇を楽しみにしています。さて昨年は梅田社長を始め多くの方々にご視察いただきました。今年は鋼斜張橋の架設も本格的に始まり,多方面から更に注目を集める現場となるでしょう。鹿島担当の工事は,スリップフォームを使った主塔と橋脚,移動支保工を使ったPC箱桁の施工です。運河東岸がほぼ完了し,今後農地が広がる西岸に重点が移ります。社員16名にSV(現業員)3名,現地スタッフ皆で力を合わせ2001年秋の開通を目指し日夜施工を進めています。

スエズ運河橋JV工事
工事名称
:スエズ運河橋JV工事
場所
:エジプト カンタラ市
発注者:エジプト・アラブ共和国運輸通信省

設計:PCI,長大
規模:主橋梁(鋼斜張橋:橋長730m,RC主塔高156m)アプローチ橋(PC桁橋1,120m)
工期:1998年5月〜2001年11月 施工:鹿島/NKK・新日鉄コンソーシアム